ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

タダで打てるリス

リスの習性

習性

 

このターンの終了時、+2カード

 

簡易更新。

 

これまでに何度か「~の習性」というタイトルで書いてきましたが、その中でもやはり、このリスの習性だけは強さが段違いだなという印象です。

リスの習性があるゲームでは、常にこれをタダで(アクション権を消費せずに)プレイできる方法はないか、を探すべきでしょう。あるならそれをやらないと、やる相手には勝てません。

 

例えばアクションカード10枚をタダでプレイし、これらをすべてリスの習性とすれば、次のターンの手札は25枚に、20枚なら45枚になります。この大量の手札にはそのアクションカードも含まれるため、つまり毎ターン引ききりが約束されるわけです。

 

 

では、たくさんのアクションカードをタダでプレイする方法としては・・

  • チャンピオン(6)をプレイしておく
  • 学園(5)を買い、その後(パドック(5)などにより)あり余るほどの村人トークンを得る
  • 資本主義(5)を買い、財宝カードとして購入フェイズにプレイする
  • 人狼(5)を夜フェイズにプレイする
  • 苦労(2)を何度も買う
  • 一等航海士(5)で同じ名前のアクションカードをまとめてプレイする
  • リアクションで自身をプレイする

 

などが考えられます。

なお最後の「リアクションで自身をプレイ」ができるカード、いまのところは以下の12種が存在します。

 

カード名 リアクションの契機
海賊 いずれかのプレイヤーが財宝カードを獲得したとき
書記 自分のターンの開始時
番犬 他のプレイヤーがアタックカードをプレイしたとき
進路 あなたがこのカードを自分のクリーンアップフェイズ以外に獲得か廃棄か捨て札にしたとき
織工 クリーンアップフェイズ以外でこのカードを捨て札にしたとき
隊商の護衛 他のプレイヤーがアタックカードをプレイしたとき
黒猫 他のプレイヤーが勝利点カードを獲得したとき
牧羊犬 あなたがカードを獲得したとき
村有緑地 クリーンアップフェイズ以外でこのカードを捨て札にしたとき
鷹匠 いずれかのプレイヤーが種類を2つ以上持つカードを獲得したとき
密航者 いずれかのプレイヤーが持続カードを獲得したとき
地図作り いずれかのプレイヤーが勝利点カードを獲得したとき

 

これらの契機を見てみると、例えば地図作り(4)では、終盤に自身が属州を買いだせばそれ自身にリアクションをし、手札の地図作りすべてをリスの習性としてプレイすることで、次のターンの引ききりを容易にすることができますが、番犬(2)や隊商の護衛(3)などの「他のプレイヤーが~」というものは他人頼りになるため、安定しません。

 

そういった意味では、進路(4)、織工(4)、村有緑地(4)はそれらを捨てる手段があるなら、海賊(5)、鷹匠(5)、密航者(3)はその契機になるカードを毎ターン獲得できるなら有効でしょう。一方、牧羊犬(3)や終盤の地図作りは安定です。

 

なお、リスで+2カードを引くのはそのターンの終了時であるため、その後の民兵(4)には勝てません。ご注意を。