新拡張 Allies

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とうとう来ました。

 

It has 400 cards, with 31 new Kingdom card piles. There are Allies that will do Favors for you, and split piles you can rotate.

400枚のカードに31種の王国カード。あなたを助けるAlliesと、循環するsplit pilesあり。

これまでの新作発表時に比べ、情報が少ないような気がするんですが。。。

ともかく、プレビューを待ちましょう。

 

 

なお、Alliesは「同盟国・同盟者・盟友・連合国」などという意味だそうです。

日本語版では「ドミニオン ~同盟~」とか「ドミニオン ~連合国~」になるんでしょうか。「ドミニオン ~なかま~」とかじゃないといいんですが。

 

いつでもお支払いできるそうです

Dominion Strategy Forumに、こんな書き込みが。

 

forum.dominionstrategy.com

 

財源(コイントークン)の利用はターン中いつでもできる、とルールが変更になる、と。

 

これまで財源を使えるのは、購入フェイズ中の、カードやイベントを購入する前に限られていました。何を買うか先に決めておかないと使うべき財源の枚数がわからなかったわけですが、今後はとりあえずカードを買い始めても、後から足りない分を財源で支払えばいいということですね。

 

これにより変わること、としては、、

 

アクションフェイズに財源を使える

  • 語り部(5)プレイ時に好きなだけ財源を使うことで、ドロー枚数を増やせる
  • 闇市場(3)で闇市場デッキからカードを買うとき、財源を使える

 

カード購入時に得た財源を使える

  • 絹商人(4)や香辛料(5)を購入して得られる財源をすぐに使える。例えば5金2buyで香辛料を買い、得られた2財源をすぐに支払えば屋敷も買える。
  • ギルド集会所(5)購入後、財宝カードを購入して得られる財源をすぐに使える。例えば5金2buyで埋蔵金(5)を買い、得られた3財源をすぐに支払えば銀貨も買える。

ということは、街道5枚打つ→2金で移動遊園地買う(0金2buy)→埋蔵金買う(0金1buy3財源)→3財源払って移動遊園地買う(1金2buy)→埋蔵金買う(1金1buy3財源)→・・・と繰り返せば1回につき1金増えますね。

 

 

一方、以下2枚のカードはエラッタされることに。

 

商人ギルド(5):

  • 財源を得られるタイミングを、購入時から購入フェイズ終了時に変更
  • 財源を得る効果を示すテキストの位置を、「横線」の下から上に変更

パトロン(4):

  • 財源が得られる期間をアクションフェイズ中に限定

 

商人ギルドの前半の変更では、それによって得られる財源をすぐに使うことができなくなるということなんでしょうが、後半はどういう意味があるんでしょう?

またパトロンは地味に弱体化。借金(3)や投機(5)でパトロンをめくっても財源が得られなくなりました。

 

 

 

・・・というルール変更について、発表したのがdz氏であり、現時点ではまだドナルドの書き込みが見当たりません。これは正式なアナウンスと扱っていいんでしょうか・・?

(9/20追記:その後、このスレッドの「香辛料や絹商人にエラッタはないよね?」という書き込みに答える形でドナルドが登場。「エラッタないよ」と返答していたことから、このルール変更はドナルドも了承しているものであると思われます。)

馬の耳に命令

簡易更新。

 

はみだし者(5)、大君主(8d)、Captain(6)の3種の「命令」カードと、ネクロマンサー(4)、さらに相続(7)購入後の屋敷はすべて、指定したアクションカードを「その場から動かさずにプレイ」することが可能です。

そう、動かさないから、廃棄せずに済むんです。

 

祝宴(4) 廃棄せずに、コスト5以下のカードを獲得できる 
島(4) 手札1枚だけを島マットに送ることができる
騎士(4-5)  相手の騎士だけを廃棄できる 
陣地(2)  サプライに戻さずに、+2カード・+2アクションを得る 
農家の市場(3)  勝利点トークンが4VP溜まっているときでも、自身を廃棄せずにその4VPを得る 
悲劇のヒーロー(5)  手札が8枚以上になっても、自身を廃棄せずに、好きな財宝カードを獲得できる
実験(3)  サプライに戻さずに、+2カード・+1アクションを得る 
劇団(3)  廃棄せずに、+4村人を得る 
馬の習性 サプライに戻さずに、+2カード・+1アクションを得る 

 

命令カードならサプライに、ネクロマンサーなら廃棄置き場に対象となるカードが残っている必要がありますが、相続なら一度相続してしまえば以降ずっと屋敷でプレイ可能です。陣地や実験を相続できたら・・・

そして馬の習性はほぼ条件なしと言えます。はみだし者の選択肢に研究所(5)が増えた、つまりはみだし者が研究所の上位互換になったようなものですね。

 

 

ちなみに「その場から動かさずにプレイ」する方法にはもう一つ、ハツカネズミの習性というのも存在します。陣地や実験が選ばれたなら、とんでもないことになりますね。

2019年のルール変更には続きがあった

前回の更新に対し、技術革新(5)と山砦(8)の更新の理由をしーそーさんから教えていただきました。

 

 

辿っていくと、行き着いたのはなんとあの2019ルールのスレッド。

これまでの中でも最大規模のルール変更だった2019ルールですが、2021年6月にひっそりと追加がされていたようです。気付かないよそんなの。

 

forum.dominionstrategy.com

 

"An effect that tries to play a card for the first time can only do so when the card is where the effect expects it to be. If it can play it the first time, subsequent plays will also work.".

初回のプレイをしようとするときの効果は、そのカードが期待する場所にある場合にのみ実行する。

初回のプレイが成功したら、その後のプレイも機能する。

 

一言で言うなら「物理的に場に出せないならプレイできない」ということです。以下詳細。

 

玉座の間(4)系で1枚のカードを複数回プレイするとき、1回目のプレイで場から離れた場合でも、2回目のプレイも可。

・ネクロマンサー(4)のように、対象とするカードを動かさずにプレイすると書いてある場合は例外(と、上のスレッドに明記されているわけではないですが、さすがにそうだと思われます)。

・これにより、技術革新のテキストの「脇に置く~」云々の条件は不要となったため削除。

・これにより、山砦は玉座系と同様のテキストに変更。

・これまで家臣(3)で忠犬(2)を公開したとき、リアクションしつつ家臣の効果でプレイすることも可能でしたが、これによりリアクションした場合は脇に置くとプレイできなくなります。また村有緑地(4)も同様です。

 

参考: 

hirotashi-domi.hatenablog.com

 

hirotashi-domi.hatenablog.com

 

錬金術・冒険・帝国・夜想曲・ルネサンスの新版について 特に寄付と峠と星図について

 昨年11月に書いたこの記事。

hirotashi-domi.hatenablog.com

 

ドナルドがフォーラムに書いたトピックを訳したものだったんですが、この書き込みが今年7月に加筆されたようで、結果として海辺・繁栄・異郷だけでなく、錬金術・冒険・帝国・夜想曲ルネサンスのカードテキストの変更についてもまとめられていました。

 

 

forum.dominionstrategy.com

 

今後も引き続き、テキストの変更があるたびにドナルドがここに書き足していくのかもしれませんが、とりあえず現時点での「追加された」変更点を以下にまとめてみます。

あまりにも些少な変更と、2019ルールで変更済みのカードについては省略し、表現の統一化やルールそのものの変更などを挙げてみます。

 

 


・財宝カードから"when you play this"(これをプレイしたとき~)が略される。
賢者の石(3ポ)、法貨(2)、埋蔵金(5)、遺物(5)、御守り(5)、大金(8+8d)、偶像(5)、呪われた金貨(4)、ヤギ(2)、幸運のコイン(4)、魔法のランプ(0)、王笏(5)

 

・財宝カードの"worth"は"+(coin)"と表現変更。
賢者の石(3ポ)

 

・"while this is play"→"while you have this in play"

庭師(5)、追跡者(2)

 

・値下げ効果のあるカードから"not less than 0(coin)"を略す
橋の下のトロル(5)、発明家(4)、運河(7)

 

・"on the (カード名) Supply pile"→"on the (カード名) pile"

農家の市場(3)、神殿(4)、ワイルドハント(5)

 

・複数のカードを捨てる時、それらを公開することを強調

華やかな城(7)

 

・サプライでないカードの獲得元を省略

レプラコーン(3)、悪魔の工房(4)、迫害者(5)、呪いの鏡(0)、魔法のランプ(0)、沼の恵み

 

 

御料車(5)の後半

第一版 Directly after resolving an Action, if it's still in play, you may call this, to replay that Action.
第二版 Directly after you finish playing an Action card, if it's still in play, you may call this, to replay that Action.
2021年7月版 After you play an Action card, if it's still in play, you may call this, to replay that Action.

 アクションカードの効果の「解決後」などと表現していた"resolving"や"finish playing"が消え、シンプルな表現となりました。

 

 

・石(4)

第一版 When you gain or trash this, gain a Silver; if it is your Buy phase, put the Silver on your deck, otherwise put it into your hand.
2021年7月版 When you gain or trash this: If it's your Buy phase, gain a Silver onto your deck, otherwise gain a Silver to your hand.

捨て札置き場以外の場所への獲得が強調された結果、銀貨は捨て札置き場を経由せず、直接山札の上または手札に移動することとなりました。

 

 

・ネクロマンサー(4)の前半

第一版 Play a face up, non-Duration Action card from the trash, leaving it there and turning it face down for the turn.
2021年7月版 Choose a face up, non-Duration Action card in the trash. Turn it face down for the turn, and play it, leaving it there.

playとleaving it thereが近いため、「カードを動かさずにプレイする」ことがわかりやすくなりました。

 

 

・山砦(8)

第一版 The first time you play an Action card during each of your turns, play it again afterward.
2021年7月版 The first time you play an Action card during each of your turns, play it twice instead.

afterward(その後)というのが直後のことなのか、がわかりにくかったからでしょうか。「1度でなく2度プレイする」と表現が変わりました。

 

 

・技術革新(6)

第一版 The first time you gain an Action card in each of your turns, you may set it aside. If you do, play it
2021年7月版 The first time you gain an Action card during each of your turns, you may play it.

・技術革新のFAQに以下を追記

"Innovation can't play a card unless it can physically put it into play."

(技術革新は、カードを物理的に場に出せない限りプレイできない)

 

以前の版ではカードを脇に置くことがプレイすることの条件でしたが、これが撤廃されました。しかし新たに「物理的に場に出せなければプレイできない」という条件がFAQに追加されたため、やはり望楼(3)で別の場所に移動させたアクションカードはプレイできないままです。

 

 

・探査(4)

第一版 At the end of your Buy phase, if you didn't buy any cards, +1 Coffers and +1 Villager
2021年7月版 At the end of your Buy phase, if you didn't buy any cards during it, +1 Coffers and +1 Villager.

この"it"は"your Buy phase"のことでしょうから、つまり購入フェイズ以外でカードを買っていてもよい、ということになりました。闇市場(3)で購入しても問題ありません。

 

 

 ・タイミング変更(after that turn → at end of turn)

寄付(8d)、峠

 

寄付によるカードの廃棄と、峠による「競り」はターンの終了後から終了時に変更されました。つまりゲームの終了判定よりも前であるため、属州枯れや3山枯れが起こったターンでも廃棄や競りを行うこととなりました。

以前に書いた下記の記事で言うところの、5から1に変更されたということになります。

参考:

hirotashi-domi.hatenablog.com

 

 

特に寄付は、以下のようなカードがデッキにあるなら、余ったbuyで必ず買うべきでしょう。

 

最終ターンの終了時、寄付で廃棄すべきものの例:

 

・呪いすべて

・山賊の砦があるゲームでの、金貨と銀貨

・壁があるゲームでの、デッキ枚数15枚を超える余計なカードすべて

・狼の巣があるゲームでの、1枚しか持っていないカード

・墓地があるゲームでの、余計なカードすべて

・狩場(6)(+3点)

・地下墓所(5)(屋敷などを獲得する)

・封土(4)(廃棄した方が得になる分だけ)

 

一方峠では、属州を獲得した左隣のプレイヤーから順に宣言するため、最終ターンの終了時にこの競りが始まった場合、その左隣のプレイヤーが最大値である「40」を宣言すればそれで競りは終わり、8点を獲得してゲームが終わってしまいます。属州を買って6点増やして勝ったと思ったら、すぐに8点取られて再逆転されるという結果が待っています。

 

さらにこの寄付と峠に関して言えば、このターンが支配(6ポ)による追加ターン中だった場合、ターン終了時はまだ支配者が行動の決定権を持っているのだということになると思われます。もしそうであれば、何が起こるでしょうか。

 

支配ターン中:

【アクションフェイズ開始】

金貸し(4)で銅貨を廃棄した(銅貨は脇に置かれる)

【アクションフェイズ終了】

 ↓

【購入フェイズ開始】

寄付購入

【購入フェイズ終了】

 ↓

【クリンナップフェイズ開始】

手札と場のカードをすべて捨て、山札を5枚引く

【クリンナップフェイズ終了】

 ↓

【「ターン終了時効果」開始】

脇に置かれた銅貨を捨て札置き場に戻す

寄付の効果で、支配者の意思ですべてのカードを廃棄した(すべて脇に置かれる)

寄付の効果で、手札をシャッフルして山札を作り、そこから5枚を引こうとするが、その対象となるカードが0枚であるため失敗する

【「ターン終了時効果」終了】

 ↓

 【「そのターン」効果終了】(「支配」の終わり)

 

 ↓

 

通常のターン開始。

このとき手札・山札・捨て札すべて0枚。

【アクションフェイズ開始】

何もしなかった。

【アクションフェイズ終了】

 ↓

【購入フェイズ開始】

何もしなかった。

【購入フェイズ終了】

 ↓

【クリンナップフェイズ開始】

手札5枚を引こうとするが、このとき手札・山札・捨て札すべて0枚のため、失敗する。

【クリンナップフェイズ終了】

 ↓

【「ターン終了時効果」開始】

脇に置かれたカードがすべて捨て札置き場に置かれる。

【「ターン終了時効果」終了】

 

「脇に置かれた銅貨が戻る」と「寄付の処理」は同時に行われるわけですが、ターン者(つまり支配者)の意思によってどちらを先に行うか決めることができます。もし「寄付の処理」を先に行えば、その中で脇に置かれたカードは銅貨とともにデッキに戻るわけですが、寄付を後にした場合、なんと被支配者は以降2ターンに渡って「0枚手札」を強いられます。支配+寄付は事実上最大のアタックになると言えるでしょう。

※一応、上の銅貨のように何かを廃棄せずとも、「脇に置いた0枚のカードを戻す、を先にやります」と忘れずに宣言すれば同じことは可能です。忘れた場合は、さすがにダメなんじゃないですかね。

 

 

一方、支配ターン中の峠は、被支配者の宣言も支配者が決定できるため、ひどいことになります。

以下2人戦。AがBを支配しているとする。

 

支配ターン中、属州を購入(代わりに支配者Aが獲得)

 ↓

峠での競り開始。宣言の順序はB→A。

 ↓

Bの宣言をAが決める。ここで「パス」を宣言。

 ↓

Aの宣言は「1」。Aが落札し、1負債と8VPを得る。

 

 

星図のFAQに以下を追記

"You can also look at any cards about to be drawn, that aren't being shuffled, while deciding."

(カードを決めるとき、シャッフルされない、ドローされようとしているカードを見てもよい)

 

いわゆるシャッフルのタイミング変更の影響は星図があるときしかない、としてきたわけですが、「星図でも見てよい」と変更されました。いよいよシャッフルのタイミングを変更した意味がなくなってきましたね。

 

参考:

hirotashi-domi.hatenablog.com

 

命令する大君主

7/5、ホビージャーパンさんがこんなツイートを。

 

https://twitter.com/HobbyJAPAN_GAME/status/1411879322227412992?s=20

 

 

これにより、帝国の大君主(8d)のテキストとルールが変更になります。

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これまでの大君主、旧大君主はプレイ時に選んだカードが場に出ているものとして扱われていましたが、新大君主はあくまでカードとしては大君主であり、その効果によりサプライにあるカードを「サプライから動かさずに」プレイすることとなります。

 

これはいわゆる「2019ルール」によるものです。

日本語版は当時のルール改定に対する措置を取る気配がありませんでしたが、今回ようやくその第一歩として大君主のテキスト変更がなされたと言えるでしょう。

 

2019ルールの詳細については以下をご参照ください。

hirotashi-domi.hatenablog.com

 

hirotashi-domi.hatenablog.com

 

さて、これにより大君主のタイプ(カード下部に書かれた「アクション」などのカード種を示すテキスト)も、「アクション」から「アクション-命令」に変更されました。この「命令」は、英語版で「Command」とされていたものです。

本来このCommandというタイプを持つカードは大君主の他に、暗黒時代のはみだし者(5)と、日本語版未発売であるプロモカードのCaptain(6)の3種が存在し、また冒険のイベントである相続(7)も2019ルールからは「Commandでないカード」が対象になるようテキストが変更されています。

 

今回大君主が「命令」というタイプを持ち、大君主自体が「命令以外のアクションカード1枚を~」対象としたことで、命令で外の命令を対象とする、というような混乱を避けているわけですが、実際には現時点で命令カードは大君主だけであるため、日本語版だけでプレイする際はこの「命令」タイプが意味を持つことはありません。2019ルールでは本来不可能であるはずの「大君主ではみだし者をプレイする」ことは、現状の対応だけではまだ可能であるように解釈できてしまいます。

 

今後リプリントされる版での暗黒時代・冒険では、はみだし者と相続のテキストが変更されることを期待します。また長らく日本未発売であったプロモカード、CaptainとChurchの発売も。