ドミニオン新拡張"Plunder"の日本語版「略奪」の発売が発表となりました。
【新製品案内2/2】本日『ドミニオン』拡張第15弾、『ドミニオン:略奪』日本語版の案内を各取引先様に送付いたしました。
— ホビージャパン・ゲームツィート (@HobbyJAPAN_GAME) 2023年2月16日
近日中に各店舗様で受注がはじまると思いますので、よろしくお願いいたします。#BoardgameJP #Dominion pic.twitter.com/F6oytpG3ij
昨年の同盟から数えて、海辺第二版、異郷第二版、繁栄第二版と新作ラッシュが続き、いったん落ち着いたと思ったらさらにもうひとつの大型拡張が発売と、プレイヤーとしてはうれしい悲鳴です。
さて、その略奪には強力なカードやイベントが多く、書くことが多すぎて大変なんですが、ひとつひとつ書いてみようと思います。
というわけで今日はひとつめ。
1コストで買えるイベントの「埋葬」です。
埋葬
イベント コスト1
+1購入
あなたの捨て札からいずれかのカードを、
あなたのデッキの一番下に置く。
購入が減らないため、金量が余ったときに余った分だけこれを買うことができるため、非常に使い勝手がよいイベントと言えるでしょう。
第2ターン埋葬
例えば3-4スタートの初手で、銀貨-埋葬×4で入ることを考えます。
4回の埋葬で銀銅銅銅を乗せれば、第3ターンに5コストのカードを買うことができ、第4ターンにまた埋葬でそのカードを乗せれば、第5ターンにプレイ可能です。
あるいは2-5を礼拝堂(2)-埋葬×5で始めたとき、第3ターンの手札を礼銅屋屋屋として4枚を廃棄すれば、デッキは銅銅銅銅銅銅礼の6枚となってすぐにリシャッフルが入ります。
埋葬13金ループ
例えば金金金金銅や金金金銀銅などの「13金出る5枚のカード」が手札にあり、さらにもう1セットが捨て札にあり、かつ山札がゼロ枚であるとき・・
手札:
山札:(なし)
捨札:
13金出して埋葬を5回買い、金貨4枚と銅貨1枚を山札の上に乗せ、残りの8金で属州を買うとどうなるでしょう。
その5枚が次のターンの手札となり、また13金を出すことができるため、山札は一切減らないまま、また次のターンでも同じことをすることができます。以降アタックなどで何かしらの影響を受けない限り、このループは続きます。
玉座玉座ゴミゴミ銅
10年前に書いたこちらなんですが。
玉座の間(4)とゴミあさり(4)を4枚ずつ入れ、玉座の間+玉座の間+ゴミあさり+ゴミあさりと打って8金を出しつつもう1セットの玉座玉座ゴミゴミを山札に乗せるというこのループ、完成すれば強いんですが、うまくこの4枚が揃うかどうかは運任せであるため、実戦で採用するにはどうなのか、というものでした。
しかしここに埋葬があれば。
ゴミあさりを打ちつつ4金を出し、玉座玉座ゴミゴミ銅貨の5枚を山札に乗せると・・
手札:
次のターンの手札はこの5枚となり、玉座玉座ゴミゴミと打ってもう1セットの玉座玉座ゴミゴミ4枚だけの山札を作り、9金を出し、埋葬を買ってさらに銅貨を乗せればループ成立です。次のターンの手札もまったく同じ、玉座玉座ゴミゴミ銅貨の5枚となります。
埋葬建て直し
その他にも、単に強いカードを打つ回数を増やすことに利用することになるでしょう。
特に建て直し(5)は、何度も打ちたい・打てば打つほどゲーム終了が近づく・打てばデッキが掘られることもあり、相性がいいカードのひとつです。
試しに初手:銀貨-埋葬(銀銅銅か銀銅銅銅を積む)として3ターン目に建て直しを買い、そこから建て直し2枚体制で、これを打つ回数をなるべく増やすように埋葬を買っていくと、24点になるまで平均12.0ターンと出ました(今日の一人回し)。