回避
イベント コスト2
+1購入
このターンあなたが次にシャッフルするとき、その中から3枚までを取って、あなたの捨て札に置く。
第2ターンにこの回避(2)を買うと、どうなるでしょうか。特に4金で2回買うと。
6金確定、から7金も
例えば初手3-4で、銀貨-回避回避と買い、リシャッフル時に銅銅銅屋屋屋の6枚を捨て札に置いたとしましょう。すると残りの銀銅銅銅銅という5枚だけが残り、これが第3ターンの手札になります。そう、6金が確定するんです。
【第3ターン】
手札:
山札:(なし)
捨札:
この「第3ターンに確実に6金出せること」がどの程度強いのかはもちろんサプライによりますが、確定が可能という事実をまずは認識しておきましょう。
さらにこの第3ターンでも回避回避と買い、残り2金で手先(2)などの「強い2コストのカード」を買うと、第4ターンは銀銅銅銅銅手の6枚から5枚を引くことになります。ここで5/6(83.3%)の確率で銀銅銅銅手か銅銅銅銅手を引ければ、手先を「+1金・+1ドロー」とすることで7金を出すことができます。
【第4ターン】
手札:
山札:
捨札:
第4ターンに出す7金で鍛造(7)や相続(7)などのカードやイベントを買うことに成功すれば、かなり大きなアドバンテージとなるでしょう。
なおこの「強い2コストのカード」、手先以外にも、2金出るカードで代用することもできます。抑留(2)や公爵夫人(2)、触れ役(2)や調査(2)か、あるいは掘進(2)でもう1枚の銀貨を入れれば、2/3(66.7%)の確率で7金が出ます。
沈ませたくないなら回避回避
同じく初手3-4で、礼拝堂(2)-回避回避と買い、銅貨6枚を捨て札に置けば、第3ターンに銅屋屋屋礼の5枚を引くことができます。
【第3ターン】
手札:
山札:(なし)
捨札:
これで早くもデッキは銅銅銅銅銅銅礼の7枚にまで圧縮できて、即リシャッフルが入ります。
礼拝堂に限らず、とにかくもう絶対に沈ませたくないカードを初手に買ったのなら、第2ターンに回避回避とすればそれを確実に引けると覚えておきましょう。
例えば騎士見習い(2)や農民(2)を大急ぎで育てたいなら、第2ターンだけでなく毎ターン回避回避と買い続ければいいでしょう。
回避ループ
極端な話、回避を買ってデッキのほぼすべてを捨て札に置けるほどの金量が出せるなら、それを毎回買うことで同じ手札を引き続けることができます。
手札:
例えばゲーム中のどこかで愚者の黄金(2)5枚で17金出せて、このターンにリシャッフルが入るとき、その17金で回避を4回と属州1枚を買う、というプレイを考えてみましょう。
もしその回避4回でこの5枚以外のデッキすべてを捨て札に置けるなら、次のターンも同じ手札を引くループを実現できます。回避4回で12枚まで捨てられるため、つまりデッキ総枚数が17枚になるまでは続けられるということですね。
試しに礼拝堂と愚者の黄金、回避のすべてがあるサプライで初手3-4か2-5を引き、これを試してみると、上の手札は第9ターンには完成し(その前のターンで回避を買って礼拝堂を捨てておく)、以降は毎ターン属州購入が確定します。
普通ループと言えば様々なアクションカードの組み合わせによって行うものですが、回避はただお金さえ大量に出ればいいだけなので、愚者の黄金以外でも何らかの方法で大金を出せれば(それこそ大金(8+8d)でも)、それだけでOKです。
このターンにシャッフルしたいんですが
さてこの回避というイベント、そのターン中にシャッフルすること、つまり残りの山札が5枚未満でないと買う意味がありません。ということは山札を減らすことができるカードとの相性がいいということで。
山札を減らすというとドローカードのことかと思いがちですが、もっといいのは山札をゼロ枚にしてくれる宰相(3)や薬草集め(3)、あるいは1枚にしてくれるゴミあさり(4)などですね。