え、もう公開なの?
というわけで本日2回目の更新。繁栄第二版に追加される、以下3枚のカードが公開されました。
Magnate(有力者、大物、大立者、大御所)
アクション コスト5
手札を公開する。
その中の財宝カード1枚につき+1カード
新たなターミナルドロー。手札が多ければ多いほどドロー枚数が増えるという意味では、狂人(0*)や侯爵(6)のようですね。
普通コンボデッキにおいて、銅貨は邪魔な存在でしかないんですが、これがある場合はそうとも限りません。逆にアクションカードだらけの手札にこれがあっても何の役にも立たないという、新しい感覚のカードです。
Charlatan(山師、大ぼら吹き、いかさま師、はったり屋、偽医者)
アクション-アタック コスト5
+3金
他のプレイヤーは呪いを獲得する。
―――
これを用いるゲームでは、呪いは1金を生む財宝カードでもある。
+3金出して呪いを撒くなんて強すぎる!と思ったら、呪いそのものの扱いの方が変わるというおかしなカード。
呪い自身が銅貨と同価値になるため、デッキはそれほど汚染されない、と考えれば他の呪い撒きアタックよりもマイルドになったと言えるんでしょうか。
さて、呪いが財宝カードになったことで、何が起こるんでしょうか。まとめてみました。
山札から呪いを公開したときの扱いが変わる
特に借金は、呪いを廃棄することができるようになりました。
呪いを廃棄できるようになる
- 鉱山(5)、香辛料商人(4)、偽造通貨(5)、収税吏(4)、プーカ(5)、出納官(5)のプレイ時、手札の呪い
- 泥棒(4)、海賊船(4)、山賊(5)をプレイされたとき、山札から公開された呪い
- 造幣所(5)、焚火(3)の購入時、場の呪い
特に呪いがデッキに混ざりやすくなる、プーカのあるゲームでは影響が大きいと言えますね。
廃棄できなくなる
- よろずや(4)、隠遁者(3)
逆に弱体化したカード。呪いは財宝カードなので!
呪いを廃棄したときの効果が変わる
- 変成(0ポ)、投石器(3)、生贄(4)
それぞれ、変成を獲得、他のプレイヤーは手札が3枚になるまで捨て札する、+2金、です。
呪いを捨てられる
- 広場(4)、大地の恵み、ドブネズミの習性、旅籠(4)の購入時
その他、大市場(6*)を少しだけ買いやすくなったりとか、廃棄置き場に呪いがあれば採集者(3)が生む金量が増えたりとか、ギルド集会所(5)を購入したプレイヤーが呪いを獲得すると+1財源を得るとか、誰かが呪いを獲得したら鷹匠(5)やPirate(5)がリアクションできるようになるなどの変化もありますが、一番衝撃的なのはランドマークの砦でしょうか。
呪いもまた「最も多く持つプレイヤー」が5点得るので、例えば二人戦で呪いが7-3に分かれたとしたら、7枚持っている方は差し引きマイナス2点になるため、3枚持っている方より点数は上になります(!)。
War Chest(軍資金、軍費、戦費、運動資金)
財宝 コスト5
あなたの左隣のプレイヤーはカード名を1つ指定する。
あなたはコスト5までの、このターン中にWar Chestによって指定されたもの以外のカードを獲得する。
「指定されたカードは獲得できない」って書けばいいじゃないか、と思ったら、これを複数枚プレイしたときの処理が変わるからこういう書き方になってるということに気付きました。2枚目をプレイしたとき、1枚目のプレイ時に指定されたカードも獲得できないんですね。
アクション権不要で、コスト5までのカードを獲得する、自身がコスト5のカードと言えば吸血鬼(5)ですが、それとは違ってこちらにはアタック効果はなく、指定されることで欲しいカードが獲得できない可能性もある(そしてもちろんコウモリ(2*)にもならない)という意味では、概ね吸血鬼の下位互換なのではないか、という気が・・・
※ところでこのWar Chestというカード名、辞書を引くと上に書いたように「軍資金」などという意味しか出てこないんですが、イラストを見るとそうでもないように見えます。ひょっとしてWarに使うChest(戦争に使う箱)って意味なんですか・・?それがなぜ財宝カード・・?イラストレーターが間違えたとか・・?