新拡張 Allies(同盟) のカード紹介二日目。
今日は帰ってきたSplit pileのご紹介です。とは言え上5枚・下5枚の組み合わせではないようで・・
Augur(卜占官・易者)
Herb Gatherer(薬草摘み・ハーブ集め)
アクション-Augur コスト3
+1購入
山札をすべて捨て札に置く。その中を見て、そこから財宝カード1枚をプレイしてもよい。
Augurをrotateしてもよい。
Acolyte(侍祭・侍者・随伴者)
アクション-Augur コスト4
手札からアクションカード1枚か勝利点カード1枚を廃棄し、金貨を獲得してもよい。
このカードを廃棄して、Augurを獲得してもよい。
Sorceress(女魔法使い・女巫)
アクション-アタック-Augur コスト5
+1アクション
カード名を宣言する。
山札の一番上のカードを公開して手札に入れる。それが宣言したカードであれば、他のプレイヤーは呪いを獲得する。
Sibyl(シビラ・女預言者)
アクション-Augur コスト6
+4カード
+1アクション
手札から1枚を山札の上に置き、もう1枚を山札の底に置く。
Augurの山は上の4種のカードが4枚ずつ、上からコストの安い順に積まれた状態から始まり、他のSplit pileと同様に一番上のカードした獲得・購入できません。
そしてHerb Gathererのテキストにある「rotate」とは、このAugurの山の上から連続する同じカードの束を山の下に移動させる行為を意味します。
例:
- 16枚あるAugurの山の上からHerb Gatherer1枚が買われ、その後これがプレイされrotateされると、上にあるHerb Gatherer3枚がまとめてAugurの山の下に移動する。
- 16枚あるAugurの山の上からHerb Gatherer3枚が買われ、その後これがプレイされrotateされると、上にあるHerb Gatherer1枚だけがAugurの山の下に移動する。
- 16枚あるAugurの山の上からHerb Gatherer4枚が買われ、その後これがプレイされrotateされると、上にあるAcolyte4枚がまとめてAugurの山の下に移動する。
帝国で登場したいくつかのSplit pileは、上5枚のカードがなくなるまで下5枚のカードが買えなかったため、上のカードがそれほど人気のないカードである場合に下のカードが日の目を見ることがありませんでした(石(4)とか・・・)。
一方こちらはrotateにより、望むなら下のカードを掘り起こすことができ、さらにAcolyteによって自身の「出世」が可能となるため、16枚あるものの下のカードが無駄にならなくなっている印象です。
さて、それぞれのカードについてですが・・
- Herb Gathererは名前の似ている薬草商(2)のように、強い財宝カードを使わせてくれるのと同時に宰相(3)効果もあるというもの。大金(8+8d)とか賢者の石(3ポ)などのキーカードがあれば、このカード自身が大量の金量を生むカードとなります。
- Acolyteはあの変成(ポ)のように、屋敷を金貨にできるという効果。しかし手札に財宝カードしかなければ金貨獲得は叶わず。ある程度屋敷を廃棄できたら「出世」していいでしょうね。
- Sorceressは、当てられなければキャントリップ、当てられれば使い魔(3ポ)というもの。コスト5にしてはイマイチかもしれませんが、何かしらの方法でデッキトップを知っておきたいです。例えば次のSibylとか。
- そしてSibylの使い勝手の良さは最強クラスじゃないでしょうか。4枚も引いてアクションは減らず、余ったアクションカードや金量を次のターンに回すもよし、弱いカードを底に沈ませるもよし、です。
というわけで、Sibylが相当に強いため、これを手に入れるためにHerb GathererやAcolyteを入手する、ということになりそうです。
そしてもう1種のSplit Pileがこちら。
Odyssey(長期の放浪、長い冒険)
Old Map(古地図・古い地図)
アクション-Odyssey コスト3
+1カード
+1アクション
手札を1枚捨てる
+1カード
Odysseyをrotateしてもよい。
Voyage(旅・船旅・航海)
アクション-持続-Odyssey コスト3
+1アクション
この前のターンがあなたのターンでなければ、このターンの後に追加ターンを得る。そのターン中、手札は3枚までしかプレイできない。
Sunken Treasure(船の財宝・沈んだ財宝)
財宝-Odyssey コスト5
場に出ていないアクションカード1枚を獲得する。
Distant Shore(遠くの海岸・彼方の海岸)
アクション-勝利点-Odyssey コスト6
+2カード
+1アクション
屋敷を獲得する
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2勝利点
こちらも同じく、Old Mapによって山はrotateされ、高い方のカードも割とすぐに出てきます。
- Old Mapは脱走兵(4*)に似た、キャントリップの後に地下貯蔵庫(2)で1枚だけチェンジしたような効果です。「捨てた後にドロー」なので時には歯がゆい思いをすることになりそうですね。
- Voyageは前哨地(5)のような追加ターンを得る効果ですが、そのターンでは手札が3枚ならぬ手札からは3枚しかプレイできないとのこと。3枚で何をしたらいいのやら。金金銀が引ければ属州購入できるんですが。
- Sunken Treasureは驚異の「お好きなアクションカードをなんでもどうぞ」カード(!)。大市場(6*)でも支配(6ポ)でも、華やかな城(7)でも、あるいは次のDistant Shoreでも。
- そしてDistant Shoreは、研究所ではあるものの、使うたびに屋敷を得るというもの。その二つの効果って矛盾してますよね・・?研究所が欲しいときって屋敷は欲しくないですよね・・
さらにもうひとつ、普通の王国カードを。
Swap(交換)
アクション コスト5
+1カード
+1アクション
手札からアクションカード1枚をサプライの自身の山に戻し、それとは異なるコスト5までのアクションカードを手札に獲得してもよい。
アクションも手札も減らないまま、サプライにあるコスト5までの好きなカードを手札に入れて即打てるということは、つまり手札にあるアクションカードを大君主(8d)にできるようなもの、と考えると相当なもんです。
ただし、これしかアクションカードを持っていないときはただのキャントリップとなりますが。
さらにAllyがふたつ。
Crafters' Guild(名工ギルド)
Ally
あなたのターンの開始時、2Favorを払って、コスト4までのカードを山札の上に獲得してもよい。
あと2金足りない時にキャントリップで引くための銀貨を置いたり、コンボに足りないパーツを置いたりと、用途は様々。
そしてまたひとつ「山札の上のカードを知れる」効果が生まれたことに。
City-state(都市国家)
Ally
あなたのターン中、アクションカードを獲得したとき、2Favorを支払ってそれをプレイしてもよい。
手札の呪いの廃棄のために礼拝堂(2)買って即打ちとか、騎士見習い(2)買って即出世など、こちらも用途は様々ですね。