7/5、ホビージャーパンさんがこんなツイートを。
【ブログ更新】『ドミニオン:帝国』正誤表 https://t.co/UXVQl8Xphe #boardgamejp
— ホビージャパン・ゲームツィート (@HobbyJAPAN_GAME) July 5, 2021
以上ルール改定のお報せになります。
https://twitter.com/HobbyJAPAN_GAME/status/1411879322227412992?s=20
これにより、帝国の大君主(8d)のテキストとルールが変更になります。
これまでの大君主、旧大君主はプレイ時に選んだカードが場に出ているものとして扱われていましたが、新大君主はあくまでカードとしては大君主であり、その効果によりサプライにあるカードを「サプライから動かさずに」プレイすることとなります。
これはいわゆる「2019ルール」によるものです。
日本語版は当時のルール改定に対する措置を取る気配がありませんでしたが、今回ようやくその第一歩として大君主のテキスト変更がなされたと言えるでしょう。
2019ルールの詳細については以下をご参照ください。
さて、これにより大君主のタイプ(カード下部に書かれた「アクション」などのカード種を示すテキスト)も、「アクション」から「アクション-命令」に変更されました。この「命令」は、英語版で「Command」とされていたものです。
本来このCommandというタイプを持つカードは大君主の他に、暗黒時代のはみだし者(5)と、日本語版未発売であるプロモカードのCaptain(6)の3種が存在し、また冒険のイベントである相続(7)も2019ルールからは「Commandでないカード」が対象になるようテキストが変更されています。
今回大君主が「命令」というタイプを持ち、大君主自体が「命令以外のアクションカード1枚を~」対象としたことで、命令で外の命令を対象とする、というような混乱を避けているわけですが、実際には現時点で命令カードは大君主だけであるため、日本語版だけでプレイする際はこの「命令」タイプが意味を持つことはありません。2019ルールでは本来不可能であるはずの「大君主ではみだし者をプレイする」ことは、現状の対応だけではまだ可能であるように解釈できてしまいます。
今後リプリントされる版での暗黒時代・冒険では、はみだし者と相続のテキストが変更されることを期待します。また長らく日本未発売であったプロモカード、CaptainとChurchの発売も。