はみだし者(5)のように、ほかのカードを場に出さずにプレイするものを"Emulator"と呼びます。
これは決して決してドナルドによる正式な用語ではなく、Dominion Forumでいつのまにか使われるようになったものであり、日本語訳もまだありません。
現在までのEmulator一覧:
- はみだし者(2019ルール以降)
- 相続を購入したプレイヤーのターン中の屋敷(2019ルール以降)
- 大君主(2019ルール以降)
- ネクロマンサー
- ハツカネズミの習性としてプレイされたアクションカード
- 王子
- Captain
さて、祝宴(4)や島(4)など、アクションカードには場から離れるものがありますが、これをはみだし者でプレイしたとき、サプライの祝宴や島は場に移動しないため、廃棄置き場や島マットの上に移動することもありません。
ただし、例えば鉱山の村(4)を選んだとき、「廃棄する」を選んでも実際には廃棄することはできず、廃棄することという条件を満たさないために+2金を得られません。
このことを利用し、何かが得られるカードをまとめてみました。
廃棄しなくても、廃棄したときの利点があるカード:
祝宴、騎士(4-5)、劇団(3)
※抑留(2)、死の荷車(4)、略奪(5)は2019ルールで廃棄を条件に変更済
特に騎士は、相手の騎士を廃棄してもこちらは何も廃棄しなくて済み、一方的に攻撃することが可能です。
サプライに戻さなくても、戻した時の利点があるカード:
陣地(2)、実験(3)、馬の習性としてプレイされたカード
これらがサプライにあるとき、すべてのEmulatorは研究所(5)以上の効果を持つことになります。
なお馬の習性では、そのEmulatorのプレイ時に馬の習性とするのではなく、Emulatorによってプレイされるサプライのカードのプレイ時に馬の習性とする必要があります(そうでないとEmulatorがサプライに戻るため)。
マットの上に置かなくても、手札1枚を島マットに遅れるカード:
島
デッキを圧縮しつつ、その対象となるカードの持つ勝利点は失わないまま、とすることができます。