ドミニオン日本選手権2018に向けて その2 間違いやすい処理について

多忙により簡易更新。

大会はいろんな人が参加されるので、何が起こるかわかりません。できるだけルールの認識の齟齬はない方向で。

以下、帝国のルールで間違いやすいと思われる点について列挙です。

神殿(4)を獲得すると、サプライの神殿の山の上に乗ったVPトークンもすべて取ることができます。しかしこのような処理ができるのは神殿だけであり、農家の市場(3)やワイルドハント(5)、汚された神殿があるときの各アクションカードについてはそのカードを獲得してもトークンを取ることはできません。ご注意を。

発売時に一部で話題になった果樹園のテキストですが、別に誤訳というわけではないと思われます。


原文:

When scoring, 4 VP per differently named Action card you have 3 or more copies of.

日本語版:

得点計算するときに、3枚以上持っている異なる名前のアクションカード1枚につき4勝利点。

この訳で、例えば鍛冶屋を4枚持っていれば16点になるのか、という誤解が発生しかねないということですが、一応「異なる名前の〜」という但し書きがある以上そうはならないことがわかります。
つまり、鍛冶屋4枚、村3枚、地下貯蔵庫2枚、書庫1枚なら、鍛冶屋と村が「3枚以上持っている」という条件を満たすため、その対象である「異なる名前のアクションカード」は鍛冶屋と村の2枚となり、8点を得ることになります。

ランドマークに峠があるゲームで、誰かが属州を獲得したのに「競り」を開始するのを忘れてしまったという経験があります。忘れないためには、そのランドマークである峠のカードをサプライの属州の山の上に置いておくのがいいんじゃないでしょうか。
同じく、オベリスクは対象のアクションカードの山の下に差し込んでおくことで示したり、水道橋や戦場は勝利点カードの山のそばに置いておくことでトークンの取り忘れを防いだりと、ランドマークの位置でミスを防ぐのがいいと思います。

砦のあるゲームで、ゲーム終了後に各財宝カードごとに「最も多く持つプレイヤーが5点」を得るわけですが、これをそれぞれが勝手にやるとわけがわからなくなってしまいます。誰かが音頭を取って、「はいじゃあまずは銅貨から、何枚ありますかー?」などと仕切るのがいいと思います。そしてそれぞれ財宝カードごとに最も多く持つプレイヤーには5点のトークンを配るとわかりやすいでしょう。

これまでドミニオンにおいて減点を示すものは呪いだけでしたが、帝国には山賊の砦・狼の巣・壁というランドマークがあります。呪いでもそうですが、ゲーム終了後にそうした減点となるカードはすべて公開する必要があるため、点数に関係あるカードを公開し、計何点かを宣言した後、それ以外のカードもすべて公開することで不正のないことを示すべきでしょう。

女魔術師(3)はその効果が遅れて発生することもあり、本来は「+1カード・+1アクション」になるはずのアクションカードのプレイ時についいつものように処理してしまうというミスが頻繁に発生します。もちろんそれぞれ自分でも気を付けるべきですが、できれば女魔術師を持続させているプレイヤーが「女魔術師あります」などと一声かけてあげるとスムーズに進行できるでしょう。

そして前回の更新でも書きましたが、今回は日本選手権でも初めてとなる「トークンを使った予選」となります。とにかくトークンはそれが誰の所有するものなのかわかりやすく、不正や疑いのないように処理して欲しいと思います。誰も見ていないときに勝手に両替しないこと。両替するならきちんと5枚あることを全員に示すこと。また負債トークンを持っての購入については互いに注意しあいましょう。


いずれにせよ、ミスしてしまった場合に一番重要なのは、すぐにそれを認めて、一言「すいません」と謝るということでしょう。互いに気持ちよくプレイできるよう努めて頂ければと思います。