相続(7)の対象となるカードの条件は、「サプライにある、コスト4以下の、勝利点でない、アクションカード」です。ならば橋(4)などでコストを下げれば冠(5)を相続することも可能ですね。
さて冠は(現在のところ)唯一の「アクション-財宝」タイプを持つカードです。これを屋敷が相続すると、夢の「アクション-財宝-勝利点」カードが完成します。これで一通り遊んでみようというのが今回の記事でして。
- 屋敷を購入フェイズにプレイできる(!)。そのターンに壮大な城(9)を購入すればその分VPトークンを獲得できる。
- 鉄工所(4)で屋敷を獲得する、または金物商(4)で屋敷を公開すると、+1カード・+1アクション・+1金を得る
- 泥棒(4)・海賊船(4)・山賊(5)を打たれたとき、公開された屋敷は廃棄され得る。ただし泥棒で廃棄されたとき、泥棒をプレイしたプレイヤーはその屋敷を廃棄置き場から獲得できない(廃棄置き場の屋敷は既に財宝カードではなくなっているため)。
- 鉱山(5)や収税吏(4)で屋敷を廃棄することはできるが、屋敷を獲得することはできない(サプライの屋敷は財宝カードではない)。つまり屋敷を屋敷にすることはできない。
- 冒険者(6)や投機(5)をプレイしたとき、山札から屋敷が公開されればそれを財宝カードとして扱う。
- 造幣所(5)をプレイして手札から屋敷を公開すれば、サプライから屋敷を獲得できる。また屋敷をプレイしたターンに造幣所を購入すると場の屋敷は廃棄される。
- ランドマークとして砦があるとき、デッキ内の屋敷の枚数を他のプレイヤーと比べ、最も多く持っているプレイヤーが冠を相続していれば5点を得る。
ひとつの処理の中で、ひとつのカードが持つ性質が変化する(「あなたのカード」が「あなたのカード」でなくなる)ことがあるため、なかなか面白い挙動が見れます。
(追記:その後のルール改定(2019ルール)により、冠を相続しても、屋敷のカードタイプに「財宝」は追加されなくなり、上記の議論は無意味となりました)
ところで。
上の砦もそうですが、相続とランドマークの関係について改めてまとめてみます。以下冠に限らず、相続で何かしらのカードを対象としたときに起こることになります。いずれもつい忘れてしまいそうなので注意です。