ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

細かなルール・Tipsまとめ その1

Reserveカード、Travellerカード、各種トークン、そしてEventによってこれまでのドミニオンとまったく異なる動きをする拡張、Adventuresですが、これまでに判明した意外なルールや小ネタなどをここにまとめてみました。


(とは言え、ちょっと書き出しただけでもその量は予想以上に多く、あまりにも時間がかかりすぎるので、今回はとりあえずこんな感じです。残りは「その2」で。)



なお各種カードの効果はこちらをどうぞ→http://d.hatena.ne.jp/hirotashi-domi/20150420

Warriorのアタックは海賊船や騎士などと同様に他のプレイヤーの山札を破棄するが、「公開して、条件に合うものを廃棄する」ではなく「捨てて、それが条件に合えば廃棄する」という順序で処理されるため、坑道(3)が捨てられたとき、先に坑道のリアクション効果により獲得した金貨が捨て札置き場の坑道の上に重なることでその坑道を"見失う"。結果として坑道は廃棄されない。

Dominion Strategy Wiki
Warrior
http://wiki.dominionstrategy.com/index.php/Warrior


If an opponent discards a Tunnel, they can reveal it, gaining a Gold, which then covers up Tunnel, causing Warrior to lose track of it, thus failing to trash the Tunnel.

Rules book on RGG web site ?
http://forum.dominionstrategy.com/index.php?topic=12940.msg483765#msg483765

通常、玉座の間(4)の対象に策士(5)を選んでも意味がないが、策士(5)の上に+1カードトークンが乗っているときには2回目の策士のプレイ時に手札が1枚あるため、2回分有効になり、結果次のターンは+10カード・+2アクション・+2買い物を得る。

闇市場デッキから購入したTravellerカード(Page(2)とPeasant(2))は戻る山がないため、exchange出来ない。
はみだし者、またはInheritance購入後の屋敷をexchangeすると、それぞれの本来の山に戻る。

Dominion Strategy Wiki
Exchange
http://wiki.dominionstrategy.com/index.php/Exchange


Exchanging must happen both ways; there must be somewhere for the discarding card to return to. If a Traveller is bought using Black Market, there is no pile to return it to and therefore it cannot be exchanged.
However, if Estate (via Inheritance) or Band of Misfits is imitating the abilities of a Traveller, it can be exchanged by being returned to its own pile.

はみ出し者をreserveカードとしてプレイし、Tavernマットに送ると二度と帰ってこない。

http://forum.dominionstrategy.com/index.php?topic=13135.0

サプライに置かれるトークンは、その山のカードすべてを効果の対象とする。その山が騎士(5)であったとき、すべての種類の騎士が効果の対象となる。廃墟も同様。

Tavernマット上のReserveカードをcallすると、場に出され、そのcallした際の効果を得るが、これはプレイには当たらない。そのため共謀者(4)の効果を変えるためのプレイ回数に数えられない。

アクションフェイズの最初に玉座の間+共謀者とプレイした場合は、+4金、+1カード、+1アクションを得るが、
共謀者プレイ後にRoyal Carriageをコールした場合、+4金を得るのみ。


ただし場には出ているため、その他の「場にあるカードを数える」「場にあるカードを対象とする」などの効果の対象にはなる。

  • 行商人(8*)購入時、豊穣の角笛(5)プレイ時、場から囲郭村(4)を捨てるときの判定時、callされたReserveカードも数える。
  • 画策(3)の効果でcallされたReserveカードを山の上に戻せる。
  • Bonfire(3)で廃棄できる。Pilgrimage(4)で獲得できる。

「Inheritance(7)によって屋敷トークンを大市場(6)の上に置いたとき、銅貨で屋敷を買えなくなるのか」問題、「買える」という結論で落ち着く。

http://boardgamegeek.com/article/18839840#18839840

"Yes it isn't yours until bought, and so you can buy one with Copper in play."

+1カードトークンの乗ったサプライのカードをプレイしたとき、そのトークンによる効果が何よりも先に解決される。カードの内容はもちろん、そのカードのプレイを起因として起こる他のカードの効果よりも先に。

+1カードトークンがあるアタックカードの上に乗っているとき、浮浪児(3)を先にプレイし、次にそのアタックカードをプレイしたとき、浮浪児の廃棄と傭兵の獲得よりも先に+1カードの効果を得る。

http://forum.dominionstrategy.com/index.php?topic=13115.msg486541#msg486541
"You get the +1 Card first. First, it says first. "(以下略)


一方、廃棄トークンの効果は購入時効果であり、他の購入時効果と同じタイミングで起こるため、その順序は自分で決めてよい。

http://forum.dominionstrategy.com/index.php?topic=13115.msg486582#msg486582

サプライの玉座の間の山の上に+1トークンが乗っているとき、玉座の間をプレイして+1カードを得る。その引いたカードがアクションカードなら、それを玉座の間の対象としてもよい。
玉座の間の代わりに宮廷(7)、行進(4)でも同様。

玉座の間、宮廷、行進、Disciple(5*)でアクションカードを複数回プレイするとき、サプライのそのカードの上にトークンが乗っているならば、そのトークンによる効果もプレイする度に得る。

例:
サプライの玉座の間の山の上に+1カードトークン、鍛冶屋(4)の山の上に+1金トークンが乗っているときに玉座の間をプレイした。+1カードしたところそれが鍛冶屋だったのでそれをプレイし、+6カードと+2金を得た。

サプライのはみだし者(5)の山の上にトークンが乗っているとき、はみだし者をプレイした場合、先にトークンによる効果を得て、その後はみだし者の効果を処理する。選んだ別のアクションカードの効果を得る前に、サプライのそのカードの上にトークンが乗っているならば、そのトークンによる効果も得る。

例:
サプライのはみだし者の山の上に+1カードトークン、礼拝堂(2)の山の上に+1金トークンが乗っているときにはみだし者をプレイした。まず+1カードを得て、礼拝堂を指定し、+1金を得てから手札を4枚まで廃棄した。


サプライのはみだし者(5)の山の上にトークンが乗っているとき、玉座の間の効果にはみだし者を指定したとき、はみだし者のプレイは1回のみであり、指定した別のアクションカードとして2回プレイするため、トークンの効果は1度しか得られない。指定した別のアクションカードに乗っているトークンの効果は2回得られる。

例:
サプライのはみだし者の山の上に+1カードトークン、礼拝堂(2)の山の上に+1金トークンが乗っているときに玉座の間をプレイし、次にはみだし者をプレイした。まず+1カードを得て、礼拝堂を指定し、+1金を得てから手札を4枚まで廃棄し、その後もう1度+1金を得て手札を4枚まで廃棄した。

Inheritance(7)によって屋敷トークンを狩場(6)の上に置いたとき、手札に望楼(3)があるときに屋敷を獲得すれば、屋敷の山を枯らせる。

屋敷獲得→望楼で廃棄→廃棄時効果で屋敷3枚を獲得→1枚目に獲得した屋敷を望楼で廃棄→廃棄時効果で屋敷3枚を獲得(以下繰り返し)

3枚ずつ獲得する屋敷のうち、1枚目の獲得に対して望楼を公開することで狩場の廃棄時効果が"割り込み"、残り2枚の屋敷の獲得処理は"待たされる"。そのためこれを繰り返している間はカードを獲得しない。

屋敷が枯れたところで、狩場の廃棄時効果を「公領1枚獲得」に変えれば、残る「獲得されるのを待たされている屋敷」の数だけ公領を獲得できる。

屋敷1枚廃棄するたびに「獲得予定の屋敷」は2枚増える。サプライに屋敷が12枚あるとき、4枚廃棄して8枚を獲得できるので、それらを公領8枚に変えて24点の獲得。