ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

闇市場から買うと性質が変わるカード

 

闇市場(3)から買った実験(3)はサプライに戻さないから実質研究所(5)を3金で買ったようなものだとか、馬の習性があるゲームで闇市場から買ったアクションカードはすべて研究所と思っていい、などと以前に書きました。

 

hirotashi-domi.hatenablog.com

 

これら以外にも闇市場から出てきたカードは、それが「闇市場からのカードである」という時点で、以下の性質を持つわけです。

  • 1枚しかない。
  • 自分が買えば他の人は買えない。
  • サプライにそのカードの山がない。

 

これが何を意味するか、それぞれ考えてみます。

 

 

1枚しかない

  • 宝の地図(4)と愚者の黄金(2)はそれぞれ買う意味がなくなり、備蓄品(3)は一度しかプレイできなくなるため、それぞれ大きく弱体化します。
  • 変成(0ポ)、ネズミ(4)、カササギ(4)はそれぞれプレイ時に自身と同じカードを獲得することがなくなります。変成とネズミは構わないでしょうが、カササギはその特徴が失われています。
  • 港町(4)と実験(3)はそれぞれ「もう1枚獲得」できません。
  • 農地(6)は、以降「農地を買って手札の農地を属州に変える」ことができない、という一点だけ注意です。
  • ランドマークがあるとき、狼の巣では1枚買うごとにマイナス3点相当ですが、逆に博物館ではプラス2点、砦では財宝カード限定でプラス5点になります。

 

自分が買えば他の人は買えない

  • 森の迷子を得る愚者(3)と、アーティファクトを得る国境警備隊(2)、旗手(4)、剣士(5)、出納官(5)はそれぞれ他のプレイヤーに奪われる心配がなくなります。特に1度プレイした後の愚者や購入後の旗手は用済みとなるため、廃棄しても構わないでしょう(待ち伏せ(2)などの廃棄置き場からカードを獲得する手段や、ネクロマンサー(4)がなければ)。
  • 馬上槍試合(4)を買えばその時点で他のプレイヤーに褒賞を奪われる心配がなくなるため、最初に属州を捨てる時、郎党(0*)と名馬(0*)のどちらから取るべきか、それほど悩まなくてもいいでしょう。
  • 騎士(4-5)は他の騎士とぶつかる可能性がないため、いつまでも生き残る強力なアタックとなります。

 

サプライにそのカードの山がない

 

  • 騎士見習い(2)と農民(2)は、プレイしてもトレジャーハンター(3)や兵士(3)と交換することができないため、買う意味はほぼありません。
  • 隠遁者(3)は2022エラッタにより、狂人(0*)を交換によって得るよう変更されたため、闇市場から買った隠遁者によって狂人を得ることはありません。
  • 集合カードである、農家の市場(3)、神殿(4)、ワイルドハント(5)はその山の上にVPトークンを置くことがありません。神殿はプレイする度に1VPを得るだけになり、ワイルドハントは屋敷獲得時にトークンを得られなくなる程度ですが、農家の市場は常に+0金となり、また何度プレイしてもトークンを得ることはないため、+1購入を得るだけの市場跡地(0)相当に格下げされてしまいます。
  • 吸血鬼(5)はコウモリ(2*)と交換できません。
  • その他、剣闘士(3)をプレイしても大金(8+8d)を得ることはなく、同盟の「循環する山」のカードもすべて循環するものがありません。

 

 

 

といったところでしょうか。

 

 

ところで、ある特定のアタックカードがあるとき、たまに面白いことが起こったりしますね。

 

  • 枢機卿(4)やアタック効果により闇市場から買ったカードが追放されると、二度と戻って来なくなる。
  • 門番(5)をプレイされた後、闇市場から何を買ってもすぐ追放されるため、欲しくても買えないという状況になる。
  • 詐欺師(3)などで闇市場から買った原住民の村(2)、海賊船(4)、守銭奴(4)が廃棄されると、それぞれでそれまで「貯めていたもの」が無駄になる。