ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

ドミニオン日本選手権2018に参加してきました その1

ホビージャパン ゲームフェスティバル2018
http://hobbyjapan.games/fes2018/

毎年お馴染み、大会が終わって1週間以上が過ぎてからのレポです。
既にいろんな方が書かれているのでそれらをたっぷり楽しんだあと、さて書くかなという感じで更新しております。


思えば日本選手権はこれで8回目の参加。何度参加しても慣れないなーとか、毎年午後の部に出るのに午前から観戦しているとだんだん不安になってきて早く楽になりたいと思うようになるなーとか思っていたんですが、今年はなぜかかなり落ち着いてプレイすることができました。年の功でしょうか。


1回戦:

堀(2) パトリキ(2)/エンポリウム(5) 陣地(2)/鹵獲品(5) 工房(3) 金貸し(4)
改築(4) 祝祭(5) 軍団兵(5) ワイルドハント(5) 公共広場(5)

いきなりの4番手。2-5スタート。
この前週の東ドミで同じように改築で陣地を集めて勝ったゲームがあり、その印象から陣地-改築で入る。
2番手の方は5-2を軍団兵-パトリキとしたところ、2周目にその軍団兵で金貨が買え、3周目にそれらが揃う。7〜8金を出しつつ公共広場+陣地と買うのでどんどん安定していく。まずい。俺もああすりゃ良かった。
こちらは2周目に改築で屋敷→金貸しとしつつ陣地を集めるが、当然陣地は打てばデッキから離れ、そして軍団兵のアタックを受けた後の改築は弱すぎる。鹵獲品は2枚確保できても陣地が回らない。
明らかに1位は軍団兵を毎ターン打てる2番手であることがはっきりしたゲームを、祝祭やらワイルドハントやらを入れる迷走をしつつ時間いっぱい。手札に改築とワイルドハントがあり、財宝カードは銅貨1枚。サプライのワイルドハントの上にトークンは2枚。さて改築でワイルドハントを公領にすべきか、あるいは屋敷と2点を取りに行くべきかと迷っているとゲーム終了のアナウンス。そしてどちらも同じ3点だと気付く。頭が回っていない。
結果属州2公領1屋敷3とトークン10VPをあわせて28点で2位。3位は27点。

2回戦:

大君主(8d) 礼拝堂(2) 村(3) 農家の市場(3) 戦車競走(3)
城(3-10) 鍛冶屋(4) 玉座の間(4) 研究所(5) 元手(5) 
徴税(2)

2番手3-4。初手は礼拝堂-大君主とする。どちらも1番手が先に買ってくれたお陰で余計な負債トークンを取らずにすんだ。
他のプレイヤーも礼拝堂から入るも、圧縮の速度は自分が一番。玉座の間を入れて玉座+農家の市場をしつつ、あれこれ城ルート行けるのでは?と思い立ち粗末な城(3)2枚取り。事前の練習会ではあれほど「40分で王城(10)買えないから城ルートは行かないように!」と固く誓ったにもかかわらず、である。
するとこれが目立つのか、3番手が徴税で城の上に負債トークン2枚を置く(ドミニオンで個人攻撃!)。余った2金を無駄にしたくないらしく、いったんは2金をパスとしながら(礼拝堂打ったターン)、いやすいませんやっぱり徴税買いますと。
その後崩れた城(4)、小さな城(5)を買うと、上家が11金2buyでもう1枚の小さな城と幽霊城(6)をカット。あっちからもこっちからも攻撃される。
その後は小さな城で崩れた城を廃棄して華やかな城(7)を獲得したところで、またも上家に15金2buyでもう1枚の華やかな城と広大な城(8)をカットされる。こちらは小さな城を爆破して壮大な城(9)を獲得。
そして王城が見えたところで残り時間も少なくなり、さらに下家が徴税で城に負債を置く。なんだろう俺嫌われてるのかしら。それでも手札の玉座の間+大君主(農家の市場で2+3金)と財宝カード5金で10金を出し、王城を買ったあたりでゲーム終了。
属州1+粗末な城×2(5点×2)+華やかな城(3点)+壮大な城(5点)+王城(10点)+4VPで38点1位。もしあの王城が買えていなければ粗末な城の価値も1点ずつ下がるので、つまり12点の損。26点なら4位だった。

3回戦:

市街(8d) 地下墓所(2) 開拓者(2)/騒がしい村(5) 投石器(3)/石(4)
役人(4) 神殿(4) 研究所(5) 市場(5) 資料庫(5) 
墓標

ランドマークを見るに神殿を入れなければならないと思うものの、さてその後はどうすべきなのかがわからない。投石器ロックを完成させるべきなのか。投石器の"弾"の補充に役人を入れるべきなのか。
いずれにせよ資料庫は強いと思うので銀貨-神殿から5金を出して資料庫集め。そして役人を入れて金量を補充する。神殿で銅貨廃棄しすぎるとお金が出ないので。
結果資料庫4枚体制にしたものの、ソピアネントさんが完全な投石器ロックを完成させて呪いを配る展開に。大きな1位を取られるも、こちらも資料庫のおかげで回るデッキから打つ神殿の点数を稼げて、属州3呪い6とVPトークン20点で計32点2位。

4回戦:

剣闘士(3)/大金(8+8d) 民兵(4) 庭園(4) 生贄(4) ヴィラ(4)
鉱山(5) 魔女(5) 書庫(5) 庭師(5) 冠(5)
寄付(8d) 博物館

大会得点12点持ち。ボーダーは13点くらいなので4位だけは回避したい、という立場の人たちだけが集まる卓。そりゃ同意の上でごにょごにょもしたくなる気持ちもわかる。
さて手番を決めると、引いてはいけない呪い(=4番手)を引く。そして寄付場。サプライに民兵。血の気が引く。
ところが1番手と2番手がともに初手魔女。呪い10枚を受けるのだが、さて寄付何回分で対処するべきか。さすがに4回寄付を買ってしまうと間に合わないだろう。
そして3番手は初手民兵。つまりこれからずっと手札3枚でゲームを進める必要があるということだ。手札3枚でできることは何か?
考えて、ここは剣闘士だろうと思いつく。初手銀貨-剣闘士として、第3ターンに寄付を買って初期デッキ10枚を廃棄。当然見せるのは銀貨だが、下家である1番手が銀貨を入れるのはいつになるか?
2金で買うものがないこのゲーム、1番手の第2ターンはおおよそ寄付購入だろう。何枚の銅貨を残すかはわからないが、2番手も同じく魔女を買ったのを見ている以上、銅貨5はあり得ないだろう。では銅貨4か。4だと仮定して、第2ターン寄付購入で6負債、第3ターンに4負債を返済、第4ターンも返済して何も買わないはず。もし銅貨3だったとしても同じく完済には第4ターンまでかかるはずだ。ならば銀貨を買えるのは第5ターン、手札にあるのは早くて第6ターンだ。
ではこちらはどうなるか。銀貨-剣闘士-寄付ときて、第4ターンは剣闘士の3金と銀貨で5金出せる。ここで完済できれば第5ターンに冠を入れられる。冠+剣闘士+銀貨で最低6金、最高8金。もし6金なら金貨を入れて、剣闘士+冠+金貨で8金出せる体制ができる。あるいは冠+剣闘士+銀貨で8金出せれば、ここで剣闘士が3金を出すのは4回目(第3・第4・第5×2)なのでサプライの剣闘士4枚は廃棄され、大金が買える。あとはヴィラだの書庫だので引き切ればよし。
というプランで銀貨-剣闘士から入り、狙い通り冠を買う。そして第6ターンを迎えるものの、しかしここまでで魔女は計5回打たれており、うち第3ターンの寄付で2枚を廃棄しているためデッキ内の呪いは3枚。つまり銀貨1剣闘士1冠1呪い3。6枚ならばシャッフルする必要がある。そこから5枚引いて必要な3枚が引ければ大金が買える…がダメっ…!あろうことか剣闘士が底に沈む。4金で2回目の寄付を買うことに。4負債。
ということはここからその4負債を返すターンを挟む必要があるため、大金を買うのが2ターン遅れるということ。上家のヴィラ書庫検討が先に回り、大きく後れを取る。
大金を入れ、ヴィラ書庫も入れてデッキが完成したころには終盤。慌てて22金3buyから属州属州寄付(呪い3枚廃棄)をし、次のターンに属州1枚を買ったところで、属州3と博物館(8種16点)で34点3位に。
なお実際にはボーダーは11.5だったため、ゲーム開始前に12点持っているこの卓はどうやら消化試合だったもよう。

というわけで今年はかなり余裕をもって予選通過となりました。去年から帝国を練習したかいがありました(!)

では本戦のレポも、またいずれ。