サウナ(4)とアヴァント(5)というカードの組み合わせ、一方を打つともう一方がそれぞれタダで打てるようになるため、デッキに数枚ずつ入れておくだけで引ききりを容易にすることができます。
さて、デッキにそれぞれが数枚ずつ入っている状況で、こんな手札だったとき。
サウナとアヴァントを1枚ずつ持っている状態で、どちらから先にプレイすべきでしょうか?
同じ枚数ならアヴァントから
もしデッキ内のサウナとアヴァントの枚数が同じであれば、基本的にはアヴァントから打つべきです。それはなぜか。
手札にあるサウナとアヴァントを、どちらからプレイしてもあわせて+1アクション・+4カードを得ることになります。その引いた4枚の中に・・・
- サウナとアヴァントが1枚ずつあればさらにそれらも打ち、以降繰り返し。
- サウナがあってアヴァントがなければ、サウナから先に打っていればそれをタダ打ち可能。アヴァントからなら普通にプレイ。
- サウナがなくてアヴァントがあれば、アヴァントから先に打っていればそれをタダ打ち可能。サウナからなら普通にプレイ。
- どちらもなければそこまで。
となりますが、この2つ目と3つ目の結果、つまり「サウナとアヴァントの一方しか引けなかった」ケースをそれぞれ考えてみましょう。
- サウナ→アヴァント→サウナ と打ったとき、そのサウナの+1カードでアヴァントが引ければ続行可能。
- アヴァント→サウナ→アヴァント と打った時、そのアヴァントの+3カードでサウナが引ければ続行可能。
となり、「引ければ~」の条件を満たすのは、後者の方が高いことがわかります。
ただし、失敗したときはそこでアクションが途切れてしまうため、他に打ちたいアクションカードがあるときは必ずしもアヴァント先打ちの方が優っているとも限りません。サウナ→アヴァント→サウナと打ってアヴァントが引けなくても他のアクションカードは打てますので。
偏っているなら多い方から
一方、サウナとアヴァントの枚数が同じでないなら、多くの場合は多い方から先に打つべきでしょう。例えばサウナが3枚・アヴァントが2枚入っているなら、サウナ→アヴァントの4ドローに、あと1枚しかないアヴァントよりもあと2枚あるサウナを引くことに賭けた方がいいからです。
では同じように、サウナが3枚・アヴァントが2枚入っているデッキを持っているとき、手札が以下のようになっていたら。
サウナ→アヴァントと打った4ドローで2枚あるサウナを引くことに賭けるより、アヴァント→サウナ→アヴァントと打った7ドローでサウナを引くことを狙う方がいいような気がします。
実際のところ、これは一概にどちらがいいとは言えません。それは、そもそもこのデッキが何をすることが目的なのか、によるからです。
サウナ→アヴァント→サウナ→アヴァント→サウナとすべて打つことに成功すれば残り3アクションとなりますが、アヴァントから打つとその後にサウナ→アヴァント→サウナと打てたとしても残りアクションは2にしかなりません。他に村がなく、サウナとアヴァントの連鎖でしかアクションを増やせないなら、その打つ順序により最大アクション数が決まります。
その場合、引いたあとアクション数がどうしても3必要なのか・あるいは2でもいいのか、によってどちらを優先すべきかが変わってきます。絶対に3アクション必要だから引けなかったら仕方ないとサウナから打つことも、2あれば十分だからとドロー枚数を優先させることも、どちらも間違いではありません。