「後から追加された同時処理」とは、以下のようなものを指します。
- カードAの獲得時にそのAをプレイしたとき、Aの獲得に対してAの効果が処理される。
- カードAの獲得に対して「何か」が起こり、カードBが獲得され、そのBがプレイされたとき、Aの獲得に対してBの効果が処理される。
例えばこんなの。
- 貸し馬屋(5)を獲得時、技術革新(6)や都市国家でそれを即プレイすることにより、貸し馬屋の効果で自身の獲得に対して馬を1枚獲得する。
- 国境の村(6)を獲得時、その効果で(2022エラッタ後の)値切り屋(5)を獲得して即プレイすることにより、その値切り屋の効果を国境の村の獲得に対して処理することで、公領を獲得する。
さてこの「即プレイ」、これまではアクションカードに対してのみ可能でしたが、Mining Road(5)の登場によりその対象が財宝カードにまで広がりました。
Mining Road
アクション コスト5
+1アクション
+1購入
+2金
このターン中に1度、あなたが財宝カードを獲得したとき、それをプレイしてもよい。
これによって何が起こるのか、考えてみます。
Mining Roadと値切り屋をプレイし、属州を購入→値切り屋の効果で隠し財産(6)を獲得→Mining Roadの効果でその隠し財産をプレイ→金貨を獲得
隠し財産のプレイが後から追加されたことで、属州購入に対して金貨がもらえます。もしMining Roadを2度プレイ済みであればその金貨もプレイ可能に。
なお、値切り屋の代わりに(2022エラッタ後の)農地(6)を使う方法も。
Mining Roadをプレイし、農地を購入→手札からコスト4のカードを廃棄して隠し財産を獲得→Mining Roadの効果でその隠し財産をプレイ→金貨を獲得
Mining Roadをプレイし、国境の村購入→収集品(5)を獲得→Mining Roadの効果でその収集品をプレイ→1VPトークンを得る
国境の村の獲得に対して1VPを得ます。
同様に、収集品の代わりにティアラ(4)や玉璽(5)であれば、その国境の村を山札の上に置くことができます。
Gondola(4)購入→手札からMining Roadプレイ→そのMining Roadの効果でそのGondolaをプレイ
上とは異なり、Mining Roadは後からプレイするというもの。
GondolaがMining Roadをプレイさせ、そのMining RoadがGondolaをプレイさせるという不思議な現象です。
なお、技術革新も用いればGondolaは不要となります。
値切り屋をプレイし、金貨購入→値切り屋の効果でMining Road獲得→技術革新の効果でそのMining Roadをプレイ→そのMining Roadの効果で獲得した金貨をプレイ