急使
アクション コスト4
+1金
山札の一番上のカードを捨てる。
捨て札置き場の内容を見て、そこからアクションカードか財宝カード1枚をプレイしてもよい。
急使(4)というカード、手札に1枚・捨て札にたくさんあるとき、手札の急使で捨て札の急使すべてをプレイすることができます。極端な話、捨て札に急使が7枚あればそれだけで「8連鎖」となり、8金出るわけですね。
ただし実際には、その連鎖1回ごとに山札が1枚ずつ捨てられるため、途中で山札が尽きてしまうとリシャッフルが入り、連鎖が止まってしまいます。
急使だけで連鎖は続けられるのか
さて、例えばこんな状況。
手札:
山札:
捨札:
ここから手札の急使を打ち、捨て札とあわせて3連鎖までさせると・・
プレイ:
手札:
山札:(なし)
捨札:+
3枚目の急使を打って、3枚目の山札を捨てたところまで。
ここから捨て札を見て、そこから4枚目の急使か、あるいは銅貨をプレイすれば8金出るわけですが。
それぞれどうなるか考えてみます。
4枚目の急使を打つ場合は、残り捨て札8枚をシャッフルして・・
プレイ:
手札:
山札:
新たな山札8枚を作って、その一番上のカードを捨てることになるため、次のターンの手札はこの山札8枚の2~6枚目となります。もしここに急使があれば(確率5/8=55.6%)いいんですが、なければ次のターンは急使を打てずに8金出ないばかりか、さらにその次のターンでは捨て札0枚のため急使が連鎖せず、ここでも8金が期待できなくなってしまいます。
一方、銅貨を打つとどうなるでしょう。
プレイ:
手札:
山札:(なし)
捨札:
8金で属州を買えるものの、そのあとデッキのカードすべてが捨て札に集まり、それらをシャッフルして山札を作って手札5枚を引くと、山札12枚・捨て札ゼロという状況に。
この手札に急使があったとしても、捨て札がなければ連鎖させることはできません。
どちらかと言えば、4枚目の急使を打った方がまだマシですね。
持続カードがあるならば
では、もしも急使のうち1枚が「次のターンに急使を打つことを保証するカード」であるならば。例えばCaptain(6)があったなら。
Captain
アクション-持続-命令 コスト6
現在と次のターンの開始時、サプライから持続カードでなく命令でもないコスト4以下のアクションカード1枚を、そこに置いたまま使用する。
プレイ:
手札:
山札:(なし)
捨札:
3連鎖させた状況。捨て札の急使をCaptainに置き換えてみました。
ここでこのCaptainを急使としてプレイすれば、上と同じく4連鎖となり、8金出すことができますが、上と違って次のターンにも急使を打てることが確定しています。
しかも前のターンでプレイした3枚の急使が捨て札にあるため、これらとあわせて4連鎖までもが確定することに。
というわけで、Captainが1枚あれば次のターンの連鎖も約束してくれるのであれば、Captainを2枚入れ、それらを交互に打つことができれば。毎ターン連鎖できる急使ループの完成です*1。
キーカードには何があるか
上では「次のターンに急使を打つことを保証するカード」にCaptainを用いましたが、王家のガレー船(4)でも代用できますし、急使そのものを次のターンの手札に入れる方法(停泊所(2)や道具(3)、資料庫(5)など)があればそれでも構いません。
あるいは、もしもbuyを増やす方法があるなら、イベントの遅延(0)で急使1枚を脇に置くという方法も。
*1:実際にはデッキが厚くなることでリシャッフルを入れるまで連鎖が続かなくなることもあるため、ループを連続させることが保証されたわけではないのですが。