急使
アクション コスト4
+1金
山札の一番上のカードを捨てる。
捨て札置き場の内容を見て、そこからアクションカードか財宝カード1枚をプレイしてもよい。
急使を連鎖させるには
手札と捨て札に急使が1枚ずつあるとき、手札から打った急使で捨て札の急使を打つ、いわゆる「急使の連鎖」ができます。これで少なくとも+1金の得になり、山札が1枚捨てられ、その分だけ2枚目の急使で打てるカードの「射程範囲」が1枚広がります。
【第4ターン】
手札:
山札:
捨札:
急使→銀貨→急使の順に買った第4ターン、2枚残った山札の中身は銅貨と銀貨。
ここから急使を打ち、捨て札の急使も打つことで、山札2枚はどちらも捨てられるため、2枚目の急使によって銀貨もプレイすることができます。そうなれば6金に。
じゃあ、もっとたくさん急使があったら。
手札:
山札:
捨札:
例えばこんな状況。手札に3枚・捨て札に1枚の急使があり、山札にはもう急使がないとして。
ここで急使を打っても、最大で2連鎖までしかせず、手札にある2枚の急使は無駄になってしまいます。
手札:
山札:
捨札:
一方、上とは逆に、手札に1枚・捨て札に3枚の急使があり、同じく山札には急使がないとして。
手札の急使により、捨て札にある3枚の急使をすべてプレイし、最大で急使を4連鎖させることができます。
つまり急使というカードは、手札には最低1枚あり、捨て札にたくさんあるという状況の方がいいということが言えます。基本的には。
手札:
山札:
捨札:
こちらも同じく、手札に1枚・捨て札に3枚という状況ですが、ここで急使を連鎖させると、2連鎖目でリシャッフルが入り、以降は「たまたま急使が山札の一番上にある」という偶然が続かない限りは連鎖が止まってしまいます。
つまり、急使の連鎖に必要なものは・・
- 手札に最低1枚の急使
- 捨て札にたくさんの急使
- 連鎖数より多い枚数の山札
の3要素、ということになります。
これを「急使連鎖の3条件」と呼ぶことにしましょう。
条件は作るもの
さて、こんな状況だとして。
手札:
山札:
捨札:
財宝カード3枚で4金持っているので、あと4金出したいところです。
ならばとりあえず2連鎖させ、2枚目の急使で銀貨をプレイすれば属州が買えますね。
プレイ:
手札:
山札:
捨札:+
それはいいんですが、この時点での山札は残り2枚。リシャッフルが入るため、次のターンの開始時には捨て札がなく、急使を引いたとしても連鎖させることは難しくなってしまいます。
なので、上の状況では2連鎖ではなく、あえて3連鎖させて・・
プレイ:
手札:
山札:
捨札:+
3枚目の急使で堀をプレイしてみましょう。
これでリシャッフルを入れることができます。
プレイ:
手札:+
山札:
すると、次のターンはこうなって・・
手札:
山札:
捨札:
手札に1枚以上の急使があり、捨て札にも3枚あり、山札は十分に残っているという、例の3条件をクリアした状況を作ることができました。
さて、ここで好きなだけ連鎖させ、8金を狙いたいのですが。
とりあえずここでも4連鎖だけしてみます。
プレイ:
手札:
山札:
捨札:+
8金には足りたので、ここでも堀を打って・・
プレイ:
手札:+
山札:
リシャッフルを入れれば、さらに次のターンでも「3条件」を満たすことが期待できますね。