今回は、サプライに民兵(4)があり、村(3)などのアクションを増やすカードがないとき。
つまり1ターンに民兵(4)を2回打つことはできないということが互いにわかっている場合について考えてみます。
手札:
Archerを打って、この4枚を見せてきた場合、民兵と銀貨、どちらを選ぶべきでしょうか。
民兵も銀貨も、どちらも生む金量は2金。ならばアタックされないために民兵を捨ててもらった方がいいような気がしますが、果たして本当でしょうか。
隠されたカード別にまとめてみます。
隠されたカード |
民兵を選んだ場合に 相手が出す金量 /アタックの有無 |
銀貨を選んだ場合に 相手が出す金量 /アタックの有無 |
9金/なし | 9金/あり | |
8金/なし | 8金/あり | |
7金/なし | 7金/あり | |
など | 6金/なし | 6金/あり |
などの ターミナルアクション |
8金/あり | 6金/あり |
などの キャントリップ |
6金+1枚/なし | 6金+1枚/あり |
つまり、隠されたカードが・・・
- 財宝カードや勝利点カードなら、どちらを選んでも「相手の8金を止める」ことに関係しないため、それならアタックされないよう、民兵を選んだ方がよい。
- ターミナルシルバーであるとき、銀貨を選んで捨てさせることで、相手の8金を防ぐことができる。
- キャントリップであるとき、次に引かれるカード次第。それが銀貨以上ならどちらを選んでも8金。ターミナルシルバーなら、銀貨を選んで捨てさせることで相手の8金を防ぐことができる。
となり、どうしても相手の8金を防ぎたいのであれば、銀貨を選んだ方がよいということになります。
ただし、金貨や銀貨を隠している場合、元の手札はこうなっているはずで・・
手札:
手札:
5枚のうちどれを捨てても8金以上が確定するのに、民兵を隠さない理由がありません。
そう考えると、もう1枚が銅貨や屋敷の場合でも同じく、民兵を隠した方が得と言えます。
手札:
手札:
サプライに金貸し(4)や男爵(4)があるなら別ですが、基本的には上に書いてある通り、民兵を捨てられる可能性を生むだけであるため、やはり民兵を隠すべきです。
ということは、民銀銀銀の4枚を見せた場合、隠しているカードはアクションカードであると言っていいでしょう。
それがもう1枚の民兵か、民兵と同じようにターミナルシルバーであるなら。
ここで銀貨を選べば、民兵は打たれるものの、相手の8金を防ぐことができます。
特に、相手が他のアクションカードを買っていない(民兵を数枚買っただけ、とか)ということが分かっているなら。民銀銀銀の4枚を見せた場合、残り1枚は民兵に違いないと言っていいでしょう(あるいは、損な選択をしているだけか)。
一方、民銀銀銀ともう1枚何かを持っているとき、Archerを打たれたら何を隠すべきかについて考えてみましょう。
と言っても、ほとんど上で結論を書いてしまったんですが。
手札 | 隠すべきカード |
下記参照 |
最後の1行、民銀銀銀前の場合はどうすべきでしょうか。
隠すカードの選択と、それにより選ばれるカードの選択の組み合わせで、山札の上のカードがなんであるときに8金になるかをまとめてみました。
を隠す |
を隠す |
を隠す |
|
を捨てる | ー |
銀貨以上or ターミナルシルバー |
銀貨以上or ターミナルシルバー |
を捨てる |
銀貨以上 |
銀貨以上 | 銀貨以上 |
を捨てる | (確定) | (確定) | ー |
表を見る限り、8金が最も出やすくなる選択は、前駆者を隠さず(もし選んでくれれば確定するため)、かつ民兵を隠さない(選んでくれれば山札の上がターミナルシルバーでも8金出る)、銀貨となります。
民兵を隠すのは、どうしても民兵を打ちたいときか、山札の上に銀貨以上の財宝カードがあることがわかっている場合、となります。