ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

Night Watchmanで学ぶ シャッフルしたいカードとしたくないカード


簡易更新。

先日書いた記事で取り上げたNight Watchman(3)(以下NW)、その特徴のひとつとして、シャッフルタイミングを操作できるという点があります。第3ターンに買ったカードを最速で第4ターンにプレイできる、つまりシャッフル回数を増やして1ターン早くデッキ3周目を迎えられるという点です。
さてこの利点を、ゲーム序盤だけでなく他の状況でも生かせるでしょうか。デッキが残り5枚未満であるとき、NWを打てばシャッフルされるわけですが、さてここでこのシャッフルはしたいのかしたくないのか。

デッキの底に沈んだカードはデッキ2周で1回しか打てません。ドミニオンにおいては「シャッフルするカードは強ければ強いほど良い」という原則があり、手札に強いカードが揃っているときにシャッフルをしてしまうと、そのカードを次に使うまでに今ある山札を消費する必要が生じるため、シャッフルは強いカードだけを対象とするのが望ましいと言えます。

さて、あるターンで手札にNWがあり、山札が5枚未満であるとき、このNWは打ち得と言えます。いま手にある弱いカードを含めずに次の山札を作れるからです。
ではこれを応用して、もし終盤に手札が弱く、NWはないものの3金は出せるのであれば、屋敷を買うのもいいですが、NWを買えば上の状況を作り出すことができます。
さて、残り山札が5枚未満で、手札に銀銀屋屋NWの5枚を持つときに民兵(4)を打たれた場合、どの2枚を捨てるべきでしょうか。屋敷2枚を捨てたくなるところでしょうが、終盤であれば4金で屋敷を買うよりも、このターンはパスして銀貨2枚を捨て、NWをプレイしてリシャッフルを誘発すれば、デッキに銀貨2枚を含め、かつ屋敷2枚を含めずにおけるのです。デッキの次の1周を強くして8金の可能性を上げるためには、リシャッフル前にデッキを強くする手段があるならその手を取るべきでしょう。