ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

3Tに策士打って4Tに白金貨が買える確率 まとめ


初手で策士(5)を買い、3Tに打ったとして、4Tに手札10枚の状態から9金出るか。計算の結果まとめました。

以下策士の次に、2Tと3Tに買ったカードを続けます。2Tには2金以内で買えるものが、3Tには策士を打った前提なので銅貨かパスが続きます。

(注:厳密には、3Tに策士を打ちつつ買った銅貨は他の銅貨に比べ4Tの手札に入りにくいため、以下の計算によって求められる確率は実際よりほんの少し高めとなっています。ただしそれを正確に求め出すと、策士で捨てた4枚が何であるかによって場合分けをする必要も生じ、本質的に意味があるとは思えないため、概算としての結果だけを記すこととします。)



■策士-銅貨-銅貨 4.5%


4Tには銅貨9枚屋敷3枚の12枚から10枚を引くので、残り2枚が両方屋敷であれば9金出ます。その確率3C2/12C10=1/22。


■策士-手先-銅貨 22.7%


手先(2)は「+1金、+1ドロー」とすれば、残り2枚が銅貨2枚だとアウト。「手先・銅貨」「手先・屋敷」でもダメ。「屋敷・屋敷」ならOK。「銅貨・屋敷」なら1/2の確率でOK。
3C2/12C10 + 1/2(8C1×3C1/12C10)
=5/22


■策士-灯台-銅貨 9.9%


3Tに策士と同時に手札に灯台(2)があり、策士より先に打てればOK。
4/11 × 3/11 =12/121


■策士-秘密の部屋-パス 90.9%


4Tにデッキ11枚から手札10枚引いたとき、秘密の部屋(2)があれば確定です。なので3Tは何も買わない方が確率は高くなります。
10/11

秘密の部屋の代わりに物乞いでも。ただし銅貨3枚がデッキに入りますが。


■策士-抑留-銅貨 40.9%


コスト2で2金出るカード。抑留(2)の他に公爵夫人(2)でも。
デッキ総金量は10金になるため、4Tでデッキ12枚から手札10枚引いたとき、残りの2枚が「屋敷・屋敷」か「銅貨・屋敷」なら条件を満たします。
(3C2 + 8C1×3C1)/12C2=9/22

というわけで、サプライに秘密の部屋があればもちろん狙い、抑留か公爵夫人も狙う価値あり。手先は、3Tに手札になければ狙ってもいいかな、というところでしょうか。