ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

考察その2 Necropolis,Overgrown Estate,Hovel

  • 財宝でもアクションでも、勝利点でも呪いでもない*1カードHovel(1)。まったく役に立たないのですぐに廃棄したいんですが、勝利点カードを買うと廃棄できるという効果があります。だからといって序盤に屋敷を買ってしまっては本末転倒なんですが、ならば大広間(3)ならどうか。
  • 初手銀貨-大広間と買いつつHovelを廃棄すると、大広間はキャントリップなので実質デッキ枚数は10枚・総金量は9金なので、1枚あたり0.9金になります。この数字は銀貨-銀貨スタートの0.917金(12枚11金)にそれほど劣りません。
  • ならば初手を銅細工師(4)-大広間(Hovel廃棄)ならどうか。銅細工師を3ターン目に打ったとして*2、残りの4枚に銅貨が3枚以上あれば6金到達するわけですが、その確率は実に5/6=83.3%となります。
  • あるいは共謀者(4)-大広間(Hovel廃棄)なら。大広間打った後の手札にNecropolis(1)と共謀者があれば、3ターン目にしていきなり共謀者が活きることに。
  • 他にShelterの恩恵を受けられるのは、例えば収穫(5)でしょうか。初手に買ってデッキ2周目に打つ収穫はほぼ2金以下の価値しかありませんが、Shelterありなら軽く3〜4金出ます。もちろん移動動物園(3)も強くなりますね。
  • 意外なところでは書庫(5)。書庫打つときに、Necropolisが手札にあればそれを先に、書庫で引けばわきに置くことで、実質的にNecropolisをないものと扱えます。初手書庫-パスから3ターン目に書庫を打ったとき、6金到達確率は5/12=41.7%になります。これは屋敷3枚で始めた場合の11/60=18.3%から大幅にアップしていますよね。
  • 品評会(6)はShelterの存在によって、通常のゲームでも20種8点まで上げることが可能です。またこれにRuinsの5種やMadmanなどの「サプライでないカード」が最大3種加わり、ポーション白金貨植民地褒賞・・・と考えていくととんでもないことになりそうですね。
  • 逆にShelterの存在によって弱くなったカードとしては、男爵(4)、役人(4)、大使(3)がワースト3、ついで狩猟団(5)、岐路(2)、引揚水夫(4)、詐欺師(3)、道化師(5)、あたりでしょうか。

*1:ということは貢物(5)でめくれても変成(0ポ)で廃棄しても何も得られない。

*2:もちろん手札に大広間があれば先に打つとして、です。