諸事情により一昨日・昨日と更新できず。今日になってまとめての更新になります。
Way
・イベントやランドマークのように、Wayもゲーム開始時にひとつ選ばれる。1ゲームにつき1枚まで使用することを推奨する。
・そのゲームにおいてアクションカードをプレイするとき、本来の効果の代わりに、Wayの効果を選んでもよい。
・横線が引かれたアクションカードをプレイした場合、その線の下の「このカードが場にある間~」という効果はWayの効果を選んだ場合でも残る。
これまではみだし者(5)や大君主(8d)が強かったのは、それが状況によって選択できる点にあったわけですが、Wayを採用しているゲームにおいてはすべてのアクションカードにもう一つの選択が与えられるわけです。これまでに比べ、よりプレイがテクニカルになり、(最適な)デッキ構築が難しくなるでしょう。
Way of the Ox
+2アクション
要するに共同墓地(1)。すべてのアクションカードがいつでも村になるのなら、気軽にアクションカードを多めに入れられることになる、んでしょうか。
Way of the Mole
+1アクション
手札をすべて捨て、+3カード
弱めの寵臣(5)。なので寵臣プレイ時と同じく、圧縮をしつつ「アクションが減らずに金量が出るアクションカード」とともに入れるとデッキが回ります。
Way of the Turtle
このカードを脇に置く。
そうした場合、次のあなたのターンの開始時、それをプレイする。
(「このカード」というのはWayの方でなく、プレイしたアクションカードの方という意味。)
今回公開されたWayの中でも最も影響の大きいものと言えるでしょう。
そもそも召喚(5)が強いのは、アクションカードのプレイに手札もアクションも必要がないからですよね。例えば鍛冶屋(4)をプレイするとき、
・通常の手札5枚からプレイ → 手札枚数7枚、残りアクション0
・召喚でターン開始時にプレイ → 手札枚数8枚、残りアクション1
と、その効果には大きな差があります(普通「手札8枚・アクション1」は研究所(5)を3枚プレイした後の状態です)。手札からでなく、アクションを消費せずにアクションカードがプレイできるなんて、弱いわけありません。
hirotashi-domi.hatenablog.com
このWay of the Turtleで脇に置いたアクションカード、当然次のターンの開始時にまたWay of the Turtleの効果を選ぶ、また脇に置くことでさらに次のターンに回すこともできるわけです。役に立たず、デッキに入れたくない共同墓地などのカードはずっと脇に置き続けることで事実上の圧縮になるわけですね。
では廃墟も、と思ったんですが、やはりタダで打てるアクションカードはそれなりに強く、廃村・市場跡地・図書館跡地・廃坑をこれによってプレイすることは、それぞれ村(3)・青空市場(3)、研究所・行商人(8*)をプレイしたあとの状態であるとも言えます。ここぞというときが来ればプレイするべきでしょう。
なお、Wayについてのルールの詳細が明らかになったので、以下に記します。
・玉座の間(4)などでアクションカードを複数回プレイするとき、そのうちの一部だけをWayとしてもよい。
・女魔術師(3)をプレイされているとき、その効果による変換とWayへの変換との順序は決めてよい。つまり女魔術師の効果は無視できる。
・冒険のバニラトークンの効果は、Wayへの変換をするかどうか決めるまえに受ける。(毎ターンWay of the Turtleに変換する場合でも受けられるため、例えば+1カードトークンが乗ったカードをプレイするなら、以降毎ターン開始時に+1カードを得る)
イベント:
Toil (労働、労力、労役、仕事)
イベント コスト2
+1購入
手札からアクションカードをプレイしてよい
購入フェイズにアクションカードをプレイする方法がまた一つ。しかも購入も増えるため、例えば民兵(4)のようなターミナルシルバーが手札にあるとき、まずこちらを買ってプレイしても金量は差し引き変わらず、プレイできる分だけ得するということになります。あるいはそれ以上の金量が出るなら買った方が得に。
そして「財宝カードが手札にない状態でプレイできる」点を生かしたアクションカードなら更に強くなります。救貧院(1)は言わずもがな、馬商人(4)でも銅貨を捨てずに済む分だけ買い得になりますね。
Commerce (通商、貿易、交渉)
イベント コスト5
このターンに獲得したカードの異なる名称1つにつき金貨1枚を獲得する。
獲得したカードの、枚数でなく種類数を問われます。開発(3)とか再建(4)とかをプレイしたときを考えたくなりますが、そもそも5コストなのでそうもいかず。引き切りデッキで買うならいろいろ楽しそうですが、それよりコスト5で金貨が買えるとだけ考えても。
Populate (居住、植民)
イベント コスト10
各アクションサプライから1枚ずつカードを獲得する。
この「アクションサプライ」とは、ランダマイザに「アクション」と書かれているサプライのカードの山という意味であり、アクションカードという意味でないことに注意です。
Populateで獲得できる、アクションでないカード:
石(4)、鹵獲品(5)、大金(8+8d)
Populateで獲得できないアクションカード:
小さい城(5)、華やかな城(7)
さて、10コストという高額で買うべきか。欲しくもないカードまで獲得してしまうというのが不便なので、かなりサプライを選ぶことになるような気がします。
あるいは単に「カードをたくさん獲得できること」を考えるなら、例えば10金2buyでこれと凱旋(5d)を買えば、カード10枚と屋敷獲得で11VPを獲得することになります。
王国カード:
Mastermind (指導者、立案者、首謀者)
アクション 持続 コスト5
あなたの次のターンの開始時、手札からアクションカードを3回プレイしてもよい。
遅い宮廷(7)。次のターンの手札にアクションカードがなかったらどうしよう・・と心配になりますし、実際何度かやらかしました。Horse(3*)がたくさん入っているデッキだとやや安心です。
Black cat (黒猫)
アクション アタック リアクション コスト2
+2カード
あなたのターン中でなければ、他のプレイヤーは呪いを獲得する。
===
他のプレイヤーが勝利点カードを獲得したとき、あなたは手札からこのカードをプレイしてもよい。
犬の次は猫だそうです。
普通にプレイすると+2カードだけですが、リアクションならタダで打てる魔女(5)。そしてリアクションなので何枚でも打てます。屋敷を買って1点稼いだと思ったらこれを大量に打たれて、それ以上のマイナスを食らうかもしれません。
3人以上でプレイしているとき、プレイヤーAの屋敷購入にBがリアクションしたせいで、それとは関係のないCやDまで呪いを食らうことになるわけですね。Aに対して「買うなよー」と言いたくもなります。
Wayfarer (徒歩での旅行者)
アクション コスト6*
+3カード
銀貨を獲得してもよい。
===
このターン中にカードを獲得したならば、このカードはそのカードと同じコストを持つ。
「獲得したならば」に主語がありません。自分でなくてもいいので、例えば魔女で呪いを撒いたあとにこのカードを買うならコストは0ですし、大使館(5)を獲得して銀貨を撒いたなら3になります。
とは言え普通は自身が獲得した方のカードのコストを参照することが多いでしょう。2buyで銅貨を先に買っておけばこちらもコスト0で買えます。
また買うときだけでなく、例えば再建でカードを2枚廃棄する時、1枚目で金貨を宮廷にした後ならこのカードもコスト7になるため、2枚目でこれを属州にすることもできますね。
さて、これにてレビューは終了。。と思ったら、今後も一日に1枚ずつカードが公開されるとのことです。太っ腹!
(3/7追記:)
さっそく来ました。
Way of the Chameleon
このカードの指示に以下のように従う。
このターン中にあなたが得る「+カード」は代わりに「+金」を得る。またその逆も。
鍛冶屋で3金出せて民兵で+2カードを得られると。たーのしー。