一日ずつのプレビューかと思ったら、いきなり全公開されました。
マニュアルはこちら。
https://www.riograndegames.com/wp-content/uploads/2024/02/CornucopiaGuilds.pdf
以下、1枚ずつご紹介。
Carnival(謝肉祭、祭典、ばか騒ぎ)
アクション コスト5
あなたの山札から4枚を公開する。異なる名前のカードを1枚ずつ手札に入れ、残りは捨てる。
デッキを4枚掘れる・その4枚がバラバラなほど得するという効果は収穫(5)を引き継ぎつつ、その結果は大きく変わりました。
アクションが増えずに山札から見た手札が増えるという意味では地図作り(4)に似てますね。
Shop(商店、小売店、専門店)
アクション コスト3
+1カード
+1金
あなたの場に出ていないアクションカード1枚を手札から使用してもよい。
インプ(2*)やコンクラーベ(4)であった「あなたの場に出ていない~」効果を持つカードがまたひとつ。
よく考えればこの効果、デッキの多様性がテーマである収穫祭に合ってますね。
Ferryman(渡船業者、渡船夫、渡し守)
アクション コスト5
+2カード
+1アクション
手札を1枚捨てる
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準備:コスト3または4の、未使用の王国カードを1つ選ぶ。あなたがFerrymanを獲得したとき、それを獲得する。
魔女娘(4)のように王国カードが1つ追加されるというものかと思ったんですが、マニュアルによれば違うようです。
- 「Ferrymanのために選ばれたカード」はFerrymanの獲得によってのみ獲得できる。それ以外の方法ではできない。
- 「Ferrymanのために選ばれたカード」が分割された山札だった場合、それらも獲得される(コスト3~4でなくても)。
つまり魔女娘における災いカードは「サプライに追加された11番目の王国カード」である一方、「Ferrymanのために選ばれたカード」(これに名前つけなかったのは何故?)はあくまでFerrymanの獲得によって獲得されるだけの、サプライではないカード扱いということのようです。
Infirmary(医務室、診療所、病院)
アクション コスト3+
+1カード
手札を1枚廃棄してもよい。
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過払い:過払い1金につき、1回このカードを使用する。
医者(3)の廃棄効果は購入時と使用時の2種類があったわけですが、いずれも選ぶことができず、思うように廃棄が進まないことのあるカードでした。一方このInfirmaryでは過払い効果を「使用する」としたことで一本化し、廃棄の対象も手札とする一方、その前に1ドローを行うことで引き続き、高額の過払いによる大量廃棄も実現しています。いいですね。
(ところで、+1カードを持ちながら+1アクションを持たず、他のアクションカードをプレイさせる効果も持たないカードって、これまでのドミニオンにありましたっけ?図書館跡地くらい?)
Farrier(馬医者、蹄鉄職人)
アクション コスト2+
+1カード
+1アクション
+1購入
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過払い:過払い1金につき、このターンの終了時に+1カード
プレイ時の効果自体は青空市場(3)ですが、過払い時効果は次のターンの手札を増やすもの。終盤に4金しか出なかったときなどにワンチャン狙いで、とか。
Footpad(強盗、追いはぎ)
アクション-アタック コスト5
+2財源
他のプレイヤーは手札が3枚になるまで捨て札する。
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これを使うゲームでは、あなたがアクションフェイズ中にカードを獲得したとき、+1カード
前半だけ読んだら悪党(5)みたいだなと思ったんですが、それより後半です。
カードを獲得する効果を持つカードが一律すべて強くなると思っていいでしょう。特に改築(4)系はこれまで手札が2枚減っていた(手札5枚から改築打つと3枚になる)のが1枚減になるということに。
いろいろ考えることが増えそうですね。
Farmhands(農場労働者、農夫)
アクション コスト4
+1カード
+2アクション
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このカードを獲得したとき、手札からアクションカードか財宝カードを脇に置き、次のターンの開始時にそれを使用してもよい。
農村(4)と同じく、ちょっとだけいい村。そしてアクションフェイズ中に財宝カードをプレイする方法がまたひとつ。
マニュアルによれば、脇に置くカードは「表向き」だそうです。
Joust(馬上槍試合(?))
アクション コスト5
+1カード
+1アクション
+1金
手札から属州を脇に置き、任意のRewardを手札に獲得してもよい。その属州はクリンナップフェイズに捨てる。
(どこの辞書を引いても「馬上槍試合」としか出てこないんですが、ホビージャパンはどう訳すんでしょうか。)
さてまさかまさかの馬上槍試合(4)がアップデート。他のプレイヤーが属州を公開することはできなくなり、公領の獲得もなくなりました。褒賞にあたるRewardも一新。
Renown(名声、令名)
アクション-Reward コスト0*
+1購入
このターン、カードのコストは2下がる。
(このカードはサプライに置かない。)
この画像では横線の有無で違いがあるように見えますが、すでに王女(0*)は2019年のエラッタで「0金未満にならない」が省略され、かつ2022年のエラッタで横線がなくなったため、テキストは完全に同じです。
Courser(駿馬)
アクション-Reward コスト0*
2つ異なるものを選ぶ:
- +2カード
- +2アクション
- +2金
- 銀貨4枚を獲得する
(このカードはサプライに置かない。)
ほぼ同じですが・・あれ?宰相(3)効果をわざわざ外す必要ある?
Demesne(占有地、領地、私有地、所有地)
アクション-勝利点-Reward コスト0*
+2アクション
+2購入
金貨を獲得する
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あなたが持つ金貨1枚につき1勝利点
(このカードはサプライに置かない。)
使うほどに価値を増す勝利点カード。
金貨そのものに勝利点としての価値ができるのは悩ましいですね。改築で金貨を属州にするのは相対+5点であるとか、予言者(5)は相対+2点とか・・
Huge Turnip(巨大なカブ)
財宝-Reward コスト0*
+2財源
あなたが持つ財源1につき+1金
(このカードはサプライに置かない。)
馬上槍試合に勝ったご褒美がカブなの?
それはともかく、ギルドの要素であった財源が収穫祭で使われるようになったのもこのパックならではのことです。他に財源を貯めておく方法があればいきなり大量の金量を出すことも。
Housecarl(職業軍人、ハスカール)
アクション-Reward コスト0*
あなたの場にある、名前の異なるアクションカード1枚につき+1カード
(このカードはサプライに置かない。)
これまで、よく獲得した瞬間に投了されることも多かったあの郎党(0*)がなくなり、代わりに入ったのは恐そうな名前に反してアタックではない、ドローカードでした。
それまでに場にカードを並べているほどドローが増えるという意味では、沼地の小屋(4)のようですね。
Coronet(宝冠、小冠)
アクション-財宝-Reward コスト0*
手札から、Rewardでないアクションカードを2回使用してもよい。
手札から、Rewardでない財宝カードを2回使用してもよい。
(このカードはサプライに置かない。)
まさかの第6のRewardは、冠(5)の効果を2回使えるような、新たな冠でした。
(追記:この6種のReward、2人戦では1枚ずつですが、3人以上では2枚ずつとなるそうです。なるほどこれで8種の王国カード×10枚+それぞれのランダマイザ10枚+Reward12枚で計100枚なんですね。)
以上、第二版では王国カード8種と、まさかの褒賞カードの入れ替えという結果となりました。
全体的にかなり面白そうなカードが増え、特に褒賞改めRewardではどれを獲得すべきか、かなり迷いそうです。