ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

Plunder プレビューその5 More Stuff

新拡張Plunderのプレビュー最終日。新要素と言えるものはありませんが、それでもしかし癖の強いカードがたくさん。。

 

 

Taskmaster(親方、工事監督、仕事を割り当てる人)
アクション-持続 コスト3


+1アクション、+1金、このターンにコスト5のカードを獲得したならば、次のターンの開始時にこの効果を繰り返す。

コスト5以下ではなくちょうど5。+1アクションと+1金出るということは、条件を満たし続ける限りずっと持続し続ける漁村(3)です。

その強さは、もちろんサプライにあるコスト5のカード次第になるわけで。。

 

King's Cache(王の埋蔵金
財宝 コスト7


手札から財宝カード1枚を3回プレイしてもよい。

宮廷(7)の財宝版。単純に金貨が9金になるというより、プレイして何かの効果が得られる財宝カードを対象とするようにデザインされたカードという印象です。豊穣の角笛(5)にかけて属州3枚獲得とか、あるいはLootとか。

 

First Mate(一等航海士)
アクション コスト5


手札から、同じ名前のアクションカードを任意の枚数プレイし、手札が6枚になるまで山札を引く。

たとえばこれと鍛冶屋3枚が手札にあるなら9ドロー、民兵(4)3枚があるなら6金が出せる、と考えれば強いのかもしれませんが、なぜそんな手札を持っているのかよくわかりません。

とは言え、実際には複数枚を打てなくても、たとえばこれと民兵1枚だけ持っているなら、民兵を打ったあとに3ドローできる、と考えればそれだけでもなかなかの効果です。

 

問題は、同じ名前のアクションカードを複数枚持っていたとき、それらをまとめてプレイすべきなのかどうかが悩ましいことです。

たとえばこれと研究所(5)を2枚を持っているとき・・・

  • First Mateで研究所2枚をまとめてプレイ : 手札6枚・残りアクション2
  • First Mateで研究所1枚を、その後1枚をプレイ : 手札7枚・残りアクション1

となるため、1枚目をプレイした後、もう1枚はどちらでプレイするのか、手札を見て判断する必要があります(結果が変わるため、前者とするなら「First Mateでもう1枚プレイします」とはっきり宣言する必要がありますね)。

 

さらに、手札にFirst Mateが複数枚あるとき。

たとえば手札にFirst Mateが2枚、民兵が2枚あるなら・・・

 

First Mate AでFirst Mate Bをプレイ

→そのFirst Mate Bの効果で民兵2枚をプレイ

→手札が6枚になるまでドロー(ここで3枚目のFirst Mateと他のアクションカードを引いたとする)

→First Mate AでFirst Mate Cをプレイ*1

→そのFirst Mate Cの効果でアクションカードをプレイ

→手札が6枚になるまでドロー(ここでまたFirst Mateを~(以下略))

と、うまくいけば効果が続くことになります。玉座の間(4)を重ね掛けしているときに似ていますね。

 

そして、手札にFirst Mateしかアクションカードがないときは、要するに望楼(3)です。

 

Shaman(シャーマン、導士、巫女、口寄せ)
アクション コスト2


+1アクション
+1金
手札を1枚廃棄してもよい。
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これを使うゲームでは、あなたのターンの開始時に、廃棄置き場にあるコスト6までのカードを1枚獲得する。

ルールが変わった。

つまり屋敷やら銅貨やら呪いやらをいくら廃棄しても、各ターンの開始時にそれらのカードが1枚戻ってくる、と。

こういう環境でデッキを圧縮したかったら、礼拝堂などでそれに追いつくくらい複数枚を廃棄するか、あるいは望楼でその獲得自体を避けるか、でしょうか。

そして獲得するカード、時にはいいものがもらえるときもあるため、廃棄するものには注意する必要がありますね。改築(4)で金貨を属州に変えると、左隣のプレイヤーにその金貨を奪われることに。

 

そしてこのカード自体の効果は、弱めの採集者(3)といった印象です。これを複数枚入れているプレイヤーと、いっさい入れないプレイヤーの間では、デッキ枚数に大きく差ができると思われます。デッキが薄くなればなるほどさらにその格差は大きくなるでしょうから、ちょうど大使(3)戦のように。

 

 

そして最後に、イベント1つとTrait2つ。

Journey(旅、旅行)
イベント コスト4
ターン中に1度だけ:直前のターンがあなたのターンではない場合、このターンのクリンナップフェイズに場からカードを捨てず、この後に追加ターンを得る。

場にあるカードが残ったまま迎える追加ターンでは、豊穣の角笛やレプラコーン(3)、あるいはPendant(5)やSwamp Shacks(4)の強化が期待できます。

それらがなくとも、例えばリシャッフル直前で銅貨をたくさんプレイしたターンでこれを買い、次の1周を強くするという使い方でも。

 

Cursed(呪われた、祟られた)
Trait
Cursedのカードを獲得したとき、Lootと呪いを獲得する。

痛し痒し。初手で買い、デッキ枚数を14枚にして2周目を迎えることをどう評価するか、ですかね。

 

Patient(忍耐強い、辛抱強い)
Trait
クリンナップフェイズの開始時、手札からPatientのカードを脇に置き、次のターンの開始時にそれをプレイしてもよい。

保存(1)のような、ウミガメの習性のような効果。Landing Party(4)の「ターンの最初にプレイしたカードが財宝である」の条件を満たす方法がまたひとつ。

 

 

以上でプレビューは終了。まだまだ見てない王国カードもイベントもTraitもあるんですが、それらは来週の発売とオンラインで実装で明らかになるとのこと。です。

*1:First Mate Aの効果で複数枚のFirst Mateをプレイできるため、Bの効果の解決後にCをプレイできる