ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

暗黒時代環境での交易人のルールについて まとめ



特殊なリアクションカード、交易人(4)のルールについてまとめました。





死の荷車(4)獲得時にあわせて獲得する廃墟に対し、交易人を公開して代わりに銀貨を獲得することが可能。
このとき獲得し得るカードの組み合わせは、「死の荷車と廃墟2枚」「死の荷車と廃墟1枚と、銀貨」「死の荷車と銀貨2枚」「銀貨1枚」のいずれかである。
「銀貨3枚」を獲得できないのは、交易人によって死の荷車そのものの獲得をキャンセルした場合はその「獲得時効果」を行わないためである。これは埋蔵金(5)獲得時の銅貨2枚獲得、大使館(5)獲得時の(他のプレイヤーの)銀貨獲得、不正利得(5)獲得時の(他のプレイヤーの)呪い獲得、国境の村(6)獲得時のコスト5以下のカード獲得、公領獲得時の公爵夫人(2)獲得についても同じ。


交易人のリアクションによって本来のカードの獲得はキャンセルされるため、その「本来のカード」は動かない。そのため廃墟や騎士(5)の獲得に対して用いるとき、その下のカードが何であるかは見ることが出来ない。
厳密には、廃墟や騎士と交易人を用いるゲームではこれらのカードに触れる前にリアクションの有無を確認すべきだろう。


護符(4)を場に出してカードを購入するとき、そのカードがコスト4以下で、かつ勝利点カードでなければ、同じカードをもう1枚獲得する。しかし「同じカード」=「同じ名前のカード」がサプライに見えていなければもう1枚を獲得することは出来ない。

「同じ名前のカードがない」状況とは、以下の3種が考えられる。

1.サプライに残り1枚しかないカード
2.騎士*1
3.廃墟(ただしその下に同じ名前のカードがあればよい)

これらのカードを護符を場に出して購入する際、交易人を公開して、そのカードの他に銀貨1枚を追加で獲得することは可能だろうか。

結論から言えば、可能である。その方法は以下の通り。


例:護符を含め、4金でサー・マーチンを買う場合。

サー・マーチンの購入を宣言する

護符の効果によりサー・マーチンが獲得出来る

交易人を公開し、サー・マーチンの獲得をキャンセルして銀貨を獲得する

購入した方のサー・マーチンを獲得する

つまり購入した時点ではまだ「買った方のカード」は手元に届いていないため、護符の効果による「もう一枚のカード」を先に獲得出来る。これに対して交易人のリアクションを用いれば、サプライの該当カードに触れることなく銀貨を獲得出来るのである。

参考リンク:Talisman + Sir Martin
http://forum.dominionstrategy.com/index.php?topic=6313.msg168721#msg168721

*1:コスト4以下はサー・マーチンに限られるが、橋などを用いればその限りではない