ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

毎ターン策士

策士(5)は使用すると手札を全て捨てるので、財宝カードをいくら持っていても使えません。このターンは「一回休み」とし、次のターンに普段の倍のことができる。そういう効果のあるカードです(と思ってたんです)。


ではこの策士を2枚買い、毎ターン交互に使うとどうなるか。10枚の手札から策士を使用すると、残る9枚を全て捨てることになり、前ターンで使用した意味がなくなるわけです。うん、やはり策士は2ターンに1回使うものなわけです(と思ってたんです)。


ある日、秘密の部屋(2)の存在に気が付きました。これで手札捨てれば8金出るではないか。属州買った上に毎ターン策士が打てるじゃないか。これはすごい!

この考えが間違いであることに気付くまでそう時間はかかりませんでした。確かに8枚捨てて8金出すことは可能なのですが、そうすると手札は策士1枚に。策士の使用条件に「手札を1枚以上捨てれば」とあるので、この方法では次のターンに策士の効果を受けることはできないのです。

ならば策士の為に1枚手札を残しておけばいいのですが、そうなると今度は秘密の部屋で7枚しか捨てられず、属州に届きません。これを「秘密の策士の7金問題」と言います*1

(秘密の部屋の代わりに保管庫(5)を使えば何の問題もないのですが、それがサプライにないとしての話と思ってください。)

これを解決するにはどうするか。手札が1枚増えるか、何らかの方法で1金出せればいいわけですから、そうした効果のあるアクションカードを加えればいいのです。

条件:
・+1アクション以上
・+カード数と+コイン数の和が2以上

この条件に当てはまるアクションカードは以下の通り。
祝祭・研究所・市場・寵臣・バザー・宝物庫・錬金術師・大市場・行商人
灯台・漁村・隊商・商船・船着場
願いの井戸(当てれば)・共謀者(先にキャントリップ2枚使えれば)・貢物(+2アクションと+2カードまたはコイン出せれば)・鉱山の村(廃棄すれば)・原住民の村(マットから2枚以上を戻せれば)・念視の泉(2枚以上引ければ)・弟子(3コスト以上のカードを廃棄すれば)・都市(1山以上枯れていれば)

これで7金問題は解決。よかったよかった。




闇策士(仮)を知ったのはそれからしばらくしてのことでした。

策士の次のターン中に闇市場(3)を使い、財宝カードを全てプレイします。闇市場はアクションカード中に財宝をプレイする唯一の方法。策士で手札捨てる前に8金を出せるわけです。



ところが。
さらに異なる方法でこれを解決する方法もあったんですね。
策士×2、玉座の間×2、宰相(2金出るアクションなら任意)×2を用意したらあとは以下の方法で。

毎ターン策士を使用する。なので手札は常に10枚。その手札に玉座×2と宰相×2があればOK。
玉座玉座→宰相→宰相と使って8金出し、もう一枚の策士で残りの手札全て捨てる。これを繰り返す。

必要なカードが手札に来ない事故を防ぐために、地下貯蔵庫(2)や倉庫(3)を入れるか、あるいは強圧縮でデッキそのものを10枚程度にしてしまうといいと思います。

植民地(11)環境なら玉座の間の代わりに宮廷(7)にして、宮廷→宮廷→宰相→宰相で12金出すこともできます。




なにがすごいって、準備が整ってしまえば財宝カードは一切必要ないということ。お金を買う、いわゆるステロイドとまったく逆の考え方でも勝てると。ははあ。

*1:僕が