ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

中庭を第三ターンに引いたなら

「デッキ二週目に金貨が買えるか買えないか」、はその後の展開に大きく影響してくる要素です。金貨がまた次の金貨を生むので。

さて、3ターン目開始時は手札5枚・山札7枚です。ここで中庭(2)を使うと、まず山から3枚引いて手札8枚・山札4枚。この手札から1枚戻して手札7枚・山札5枚。そう、このとき第4ターンの手札は完全に把握できるのです。言い換えるなら、どのカードを山に戻すか選択することで、第4ターンの手札をある程度調整できるわけです。
この中庭と「お金を多く出すカード」を組み合わせると、デッキ2週目に金貨が買える可能性がぐっと高まるのです。



以下、第3ターンの手札に中庭を引いたと仮定します。



中庭(2)+男爵(4)

7枚の手札に銅貨が6枚あればそれでよし。なければ、次の手札が「男銅銅屋?」となるように戻す。
下のように、7枚の手札に男爵とすべての屋敷が来た場合のみ失敗。

手札:
山札:



確率:7C4 ÷ 11C4 = 7/66 = 10.6%

中庭(2)+銅細工師(4)

7枚の手札に銅貨が6枚あるか、銅細工師と銅貨3枚があればよし。さもなくば銅細工師を、なければ銅貨を戻して、次のターンに6金を出す。
下のように、7枚の手札に銅細工師と銅貨5枚が来た場合のみ失敗。

手札:
山札:



確率 7C2 × 3C1 ÷ 11C4 = 21/110 = 19.1%

中庭(2)+会計所(5)

3ターン目に中庭が引けただけで金貨確定。会計所があれば戻せば、いずれにせよ第4ターンにそれを使って7金出せる。

中庭(2)+ポーション(4)

ここだけ使い魔(3ポ)を買いたいときの考察。7枚の手札に3金とポーションがあればそれでよし。なければ第4ターン位買えるように、ポーションか銅貨を返す。
下のように、7枚の手札にポーションがなく、銅貨が6枚以上来た場合のみ失敗。

手札:
山札:

ただしこの場合は金貨が買える。つまり使い魔か金貨のどちらか買えるのは確定。