Enlightenment(教化、啓発、悟り)
Prophecy
財宝カードはアクションでもある。
あなたがアクションフェイズ中に財宝カードをプレイしたとき、その指示に従う代わりに+1カードと+1アクションを得る。
資本主義(5)というプロジェクトが発表されたとき以来の衝撃です。
財宝カードがアクションカードになると、どうなるのか。思いつく限り書いてみます。特に強そうなものは太字で。
カードタイプが1つ増えること
すべての財宝カードは「アクション」というタイプを持つことになり、単にタイプがひとつ増えることになります。タイプの数を参照する効果は1つ得するわけですね。
-廷臣(5)で財宝カードを公開したとき、通常よりも1つ多く効果を選べる。
-置き去り(4)で財宝カードを廃棄したとき、通常より2枚多くドローできる。
「アクションなら~」の条件を満たす
例えば鉄工所(4)のような「それがアクションであれば~」という条件を持つカードは、財宝カードを獲得したときであってもそれを満たすため、銀貨獲得時に+1金の他に+1アクションも得ることができます。こうしたカードは他にもたくさんありますね。
-変成(ポ)で銅貨廃棄時に公領も獲得する。
-金物商(4)で財宝カード公開時に+1アクションも得る。
-生贄(4)で銅貨廃棄時に+2カードと+2アクションも得る。
-馬丁(4)で銀貨獲得時に馬(3*)も獲得する。
その他の、アクションカードを対象とした効果
-書庫(5)で、銅貨などの安い財宝カードを脇に置ける。
-念視の泉(2ポ)で引ききりが容易に。
-待ち伏せ(2)で財宝カードを廃棄することも、廃棄置き場から獲得することも可能。
-大学(2ポ)でコスト5までの財宝カードが取れる。
-ブドウ園(ポ)での大量得点。
-収集品(5)で財宝カード購入してもVPを得る。大釜(5)で財宝カード購入でも呪いを配れる。
-画策(3)で金貨などの高い財宝カードを戻せる(購入フェイズにプレイしたものであっても)。
-死の荷車(4)や墓暴き(5)、ゾンビの弟子(3)で財宝カードを廃棄できる。
-伝令官(4)、市街(8d)、学園(5)は大きく性能アップ。一方貧民街(3)や吟遊詩人(4)は弱体化。
-8金で石工(2+)を買うとき、金貨2枚を獲得できる。
-冒険のバニラトークンを財宝カードの上に置ける。例えば+1カードトークンを銅貨に置けば、アクションフェイズの銅貨は研究所相当になり、購入フェイズ中でも+1カードを得る。と思ったんですが、教師(6*)でも誘導(8)でも、対象となるのはアクションカードの山、つまりランダマイザに「アクション」と書いてあるカードだけでした。銅貨のランダマイザに「アクション」と書かれるわけではないので、銅貨の山の上に+1カードトークンを置くことはできません。唯一海路(5)だけは「アクションカード」を対象とするため、+1購入トークンを置くことができます。
-相続(7)で、銅貨や銀貨を対象にできる(!)。
-エンポリウム(5)購入時の+2VP条件を満たすことが容易に。
-昇進(0)で、銅貨を廃棄すればコスト6までのアクションカード(金貨でもよい)を獲得できる。あるいは銅貨廃棄するだけで動物見本市(7*)が買える。
-幻惑によって錯乱を持っているとき、財宝カードも買えなくなる。
-植民(10)でサプライの財宝カードも1枚ずつ獲得する(金銀銅、ポーションや白金貨も含め)。
-資本主義(5)を買っていると、多くのアクションカードがキャントリップになってしまう。
-技術革新(6)や都市国家で、(鉱山道路(5)のように)獲得した財宝カードをすぐにプレイできる。それが購入フェイズ中なら足りない金量を補うことも。
-進軍(3)で捨て札置き場から財宝カードをプレイできる。白金貨などなら得。
-侍祭(4)で銅貨を廃棄できる。(一方、隠遁者では(3)はできない)
-将軍(5)のアタック効果により、同じ名前の財宝カードは2枚までしかプレイできない(アクションフェイズ・購入フェイズを通して)。
-狩人(5)で銅貨3枚を公開したとき、そのうち2枚を手札に入れられる。
キャントリップ化することの影響
財宝カード、特に銅貨がキャントリップになることで、何が起こるのか。
-手札にアクションカードが玉座の間(4)だけしかないときでも、とりあえず銅貨を2回プレイすることで無駄にはならなくなる。逆に冠(5)は、他にアクションカードを持っていてもそれを2回プレイするために使えない。
-アクションが余っているときの物乞い(2)は、研究所(5)2枚相当。
-刈り入れ(7)は、次のターン開始時に+3金を得られない。
-薬草集め(3)や財産目当て(4)がキャントリップ化。
-Farmhands(4)や準備(3)でターン開始時にプレイされる財宝カードはすべてキャントリップに。また「せっかちな」「忍耐強い」財宝カードも同じ。
-急使(4)で銅貨をプレイすればとりあえずキャントリップ。
-闇市場(3)や語り部(5)で財宝カードをプレイしても金量を得られないが、代わりにドローと、+アクションを多く得られる。
-その他、家臣(3)、共謀者(4)、レプラコーン(3)、魔法のランプ(0)、インプ(2*)、王笏(5)、ピアッツァ(5)、一等航海士(5)は強力に。一方幽霊(4*)は弱体化。
ランドマークはどうなるのか
果樹園や凱旋門は財宝カードも対象となるため、例えば銅貨をある程度持っているだけでも得点に影響します。
一方、財宝カードの取得で列柱の点数を取ることもできるようになりますが、Enlightenmentが有効になるまで列柱のVPが残っているかどうかは疑問です。
何らかの「習性」としてプレイ
購入フェイズ中、財宝カードを何らかの習性としてプレイすることもできます。
-羊なら銅貨で+2金を得る。
-手札の最後の銅貨をモグラにして3ドローを繰り返す、あるいはフクロウにして手札を引く。
-銅貨を馬にして圧縮しつつ2ドローを得る。
-不要となったポーションをチョウにしてコスト5のカード(終盤なら公領でも)を獲得する。
-金量が余るようなら、余った銅貨をリスにして次のターンに備える。あるいはミミズして屋敷を追放する(屋敷を枯らす狙いでも)。
など、様々な用途が考えられます。
そして山師
と、これまで書いたこと、山師(5)があるゲームでは呪いも財宝カードであり、ということはアクションカードでもあるわけなので、すべて同じく影響することになります。なのでよければ、山師があるときどうなるかについてはもう一度上から読み直してみてください。置き去りで呪い廃棄して6ドローできたり、書庫で呪いを脇に置けたり・・・