寄付+Bounty Hunter

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今日の寄付。

 

すでにいろんなところで話題になっているようですが、Bounty Hunter(4)は実質的にデッキを1枚減らすカードであるため、デッキ内の総金量を4枚で8金にさえすれば、前ターンで買った属州をExileマットに置きながらまた属州を買う、を繰り返すことができます。

 

初手4-3だとして、

 

手順A:

ターン 購入 デッキ Exileマット 勝利点
1 Bounty Hunter 銅銅銅銅銅銅銅屋屋屋B   3
2 寄付(銅貨4屋敷2廃棄) 銅銅銅屋B   1
3 (銅貨をExile)銅貨 銅銅銅屋B 1
4 (屋敷をExile)金貨 銅銅銅金B 銅屋 1
5 (銅貨をExile)銀貨 銅銅金銀B 銅銅屋 1
6 (銅貨をExile)金貨 銅金金銀B 銅銅銅屋 1
7 (銅貨をExile)属州 金金銀B属 銅銅銅銅屋 7
8 (属州をExile)属州 金金銀B属 銅銅銅銅屋属 13

以下繰り返し。10ターンで属州4が買え、そしてそのまま属州がなくなるまで買い続けられることが確定しています。


さて、もうひとつの手順を。

手順B:

ターン 購入 デッキ Exileマット 勝利点
1 Bounty Hunter 銅銅銅銅銅銅銅屋屋屋B   3
2 寄付(銅貨4屋敷2廃棄) 銅銅銅屋B   1
3 (屋敷をExile)呪い 銅銅銅呪B 0
4 (呪いをExile)金貨 銅銅銅金B 屋呪 0
5 (銅貨をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪 6
6 (属州をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪属 12
7 (属州をExile)公領 銅銅金B公 銅屋呪属属 15
8 (公領をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪属属公 21

 

ここまでで8ターン21点。手順Aの13点と比べ、この時点で7点勝ってますね。
※なお第3ターンは呪いの代わりに、救貧院(1)や廃墟(0)がサプライにあればそちらを買うことで1点儲かります。

 

 

もし二人戦で、ともに4-3スタートだとして、この二つの手順をそれぞれが取った場合、どちらが勝つでしょうか。

第8ターンまでは上の手順のまま進めた両者、続く第9ターンで、Aは引き続き属州を買って19点、対してBは公領をExileしても3金は出ず、もう最大で5金しか出ないため、公領を買って24点になるとします。残り属州は2枚。
その後もBは公領しか買えず、Aは属州が買えるため、第11ターンでAが属州を枯らしてゲーム終了。Aは属州5屋敷1の31点になる一方、Bは先手なら属州3公領4屋敷1呪い1で30点、後手なら最後の4枚目の公領が買えずに27点で終え、いずれにせよ勝てません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 勝利点
A 31
B 30

 

という未来が見えている以上、Bは5金しか出ないデッキでゲームを進めるわけにはいきません。
そこで第9ターンに2枚目の公領を買った時、Exileマット上の公領を捨ててみるとどうなるでしょうか。

 

手順B':

ターン 購入 デッキ Exileマット 勝利点
1 Bounty Hunter 銅銅銅銅銅銅銅屋屋屋B   3
2 寄付(銅貨4屋敷2廃棄) 銅銅銅屋B   1
3 (屋敷をExile)呪い 銅銅銅呪B 0
4 (呪いをExile)金貨 銅銅銅金B 屋呪 0
5 (銅貨をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪 6
6 (属州をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪属 12
7 (属州をExile)公領 銅銅金B公 銅屋呪属属 15
8 (公領をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪属属公 21
9 (属州をExile)公領(Exileマット上の公領を捨てる) 銅銅金B公公 銅屋呪属属属 27


第10ターン、6枚をデッキをシャッフルし、もし2枚の公領のどちらかが沈めば(確率1/3)、再び公領をExileして3金を出し、属州を買うことができるのです。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 勝利点
A 25
B' 30

 

このように第10ターンでゲームは終了した場合、Aは属州4屋敷1の25点に、B'は属州4公領2屋敷1呪い1の30点で勝つことができます。
さて、もしAが先手なら、第10ターンに2/3の確率に賭けて7枚目の属州を買うのもいいでしょうが、後手なら8枚目の属州を買って負けを確定させるわけにもいかず、しかたなく公領を買うでしょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 勝利点
B'(先手) 30
A(後手) 22



この第10ターンの終了時点で、残り属州は1枚、そしてB'のデッキは銅銅金B属公の6枚で、次の第11ターンは5金すら確定していません。しかしBounty Hunterさえ沈まなければ(確率5/6)公領か属州のどちらかをExileして何も買わずにパスして、再びデッキを5枚に戻すことができます。8点差があるためとりあえずこのターンで逆転されることもありません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 勝利点
B'(先手)

30
A(後手) 25

 

あとは互いに公領を毎ターン買い、残り4枚の公領が枯れたところで1山枯れ。5点差なので、次にAが属州を買うと逆転。そのためB'は屋敷を買わざるを得ません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 勝利点
B'(先手) 37
A(後手)   31

 

ここでAは属州を買えば同ターン同点終了で引き分けですが、同じく屋敷買いに付き合えば、屋敷が枯れた後にB'はそれ以上点数を伸ばす手がなくなるため、Aは悠々と属州を買い、1点差で勝利することができます。

 

…という未来が見えている以上、第11ターンでB'はパスをするわけにはいきません。ここはデッキが6枚のままとなることを覚悟の上で、何かまだExileマットにないカードを買ってみましょう。最低でも2金は出るため、サプライに何か2コスト以下のカードがあればそれを。ここでは仮に愚者の黄金(2)があったとしましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 勝利点
B'(先手) 30
A(後手) 25

 

このときのB'のデッキは「銅銅金B属愚」または「銅銅金B公愚」であり、次のターンの手札が「銅銅金B愚」なら8金出るため勝てます。これに賭けるほかありませんが、第11ターンでその属州または公領が沈んでおらず、かつ次のターンに沈んでいる必要があります。可能性はありますがかなり低く、わざわざこれに賭ける必要はないでしょう。


ならば、第7ターンで公領を買わず、何か適当なカードを買ってみるとどうなるか。
ここでは仮に銀貨としてみます。

 

手順B''

ターン 購入 デッキ Exileマット 勝利点
1 Bounty Hunter 銅銅銅銅銅銅銅屋屋屋B   3
2 寄付(銅貨4屋敷2廃棄) 銅銅銅屋B   1
3 (屋敷をExile)呪い 銅銅銅呪B 0
4 (呪いをExile)金貨 銅銅銅金B 屋呪 0
5 (銅貨をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪 6
6 (属州をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪属 12
7 (属州をExile)銀貨 銅銅金B銀 銅屋呪属属 12
8 (銀貨をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪属属銀 18
9 (属州をExile)公領 銅銅金B公 銅屋呪属属属銀 21
10 (公領をExile)属州 銅銅金B属 銅屋呪属属属銀公 27


公領を初めて買うのは第9ターン、公領を初めてExileするのは第10ターンであるため、手順B'と違い、第10ターンに8金出ることが確定します。こうなると上と同じく、Aは8枚目の属州を買えず、第10ターンに買うのは公領になります。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 勝利点
B''(先手) 27
A(後手) 22


続く第11ターンでB''は公領を買いますが、ここでExileマットの公領を捨ててみましょう。再び第12ターンに1/3の確率で8金が出るようになりました。B'よりはこちらの方がマシですね。

 


最後に。もしサプライに他の勝利点カードがあったら。
例えば島(4)があったとしたら、B''は第11ターンにそれを買ってみましょう。次のターン8金が出るため、勝ちが確定します。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 勝利点
B''(先手) 35
A(後手)   22


つまりB側は、2枚属州を買ったあとは5金で買える「まだ買ってないカード」を買うことで、次のターンにそれをExileして8金を出すことができるため、2ターンに1回属州が買えます。その「まだ買ってないカード」でも点数を稼ぐことができれば、属州を買うのがAより2ターン早かったアドバンテージを生かし、安全に勝つことができるというわけですね。実際上の手順では、銀貨、公領、島の3種のカードは買う順序が入れ替わっても問題ありません。