ドイツゲーム賞2011に『世界の七不思議』
http://www.tgiw.info/2011/09/2011_23.html
世界の七不思議 (7 Wonders) 日本語版 ボードゲーム
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: おもちゃ&ホビー
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配られたカードから1枚を選び、残りを隣のプレイヤーに渡す。選んだカードを公開し、それをコストを支払って建設する。これらを全員が同時に行うというのがこのゲームの売りなのだけど、カードの選択やドラフトはいい。でも建設は、それぞれが確認しながら行うべきだ。そのゲーム上での公開情報は、それぞれが確認できるべきだろう。
6人くらいでこのゲームを遊ぶと、向こう岸にいる人のプレイにはそれほど注目できなくなる。建設が果たしてルール通り行われているか、必要とするコストを本当に支払っているか確認することもできない。向こう岸どころか両隣だって難しい。で、結果ゲーム終了時に点数を確認するのだけど、勝っても負けてもその理由がよく把握できない。ああそんな点数取ってたんだじゃあ僕の負けですねーって、そんなの一緒にプレイしてるって言えるだろうか。
スポーツの中でプレイヤー間のインタラクションが最も薄いものと言えば、ボウリングやゴルフだろう。でも一緒にプレイするとき全員同時にボールを打ったり投げたりしないでしょ?なぜならそれぞれのプレイの様子を互いに確認したいからだ。
たとえばドミニオンが同時解決だったらどうだろう。せーので出されたアクションに対して、はい私は鍛冶屋で3枚ドローしますよ私は屋敷廃棄しますよって行われたらどうだろう。手番による有利不利はなくなるだろうけど、それって果たして楽しいんだろうか。