ここ最近、毎月第一土曜日に東中野ディアシュピールでドミニオン初心者会・勉強会なるものを開いております。
ご興味ある方、ぜひご参加ください。8月もやります。
さて、先週末に行ったこの会で海辺第二版のカードを触ってみたところ、それまではその価値が理解できなかった海図(3)の強さを知ることができました。
海図
アクション コスト3
+1カード
+1アクション
あなたのデッキの一番上のカードを公開する。あなたがそれと同一のカードを場に出している場合、それをあなたの手札に加える。
願いの井戸(3)やパトリキ(2)のような、ある条件さえ満たせば研究所(5)になるキャントリップのひとつ。
公開されたカードが場にあればOKなんですが、銅貨や屋敷が残っているデッキではそれらがめくれることが多く、条件を満たすのは難しいため、そんなにうまくいかないだろうと思っていたんですが。
じゃあ、デッキの中が海図だらけにしたなら、海図で海図をめくれるんじゃないでしょうか。
そういえば、9年前にこんなのを書いてました。
再建で銅貨を廃棄し、屋敷を願いの井戸に変えることで、デッキの中を願いの井戸だらけにすることで、願いの井戸の「命中率」を上げるという狙いです。
では、願いの井戸の代わりに、海図を獲得したらどうなるでしょうか。
というわけで、今日の一人回し。
- 初手:再建‐海図。
- 再建の廃棄は屋敷優先。海図を獲得する。ただし銅貨を廃棄しすぎてデッキ総金量が6金未満になっているなら1枚だけ銀貨にする。
- 以降は3金で海図または銀貨(1枚まで)、6金で金貨(2枚まで)、8金で属州を買う。
- 銅貨はすべて廃棄する。ただしデッキに銀貨1枚と銅貨4枚という状況なら廃棄しない(金貨が買えなくなるから)。
- 金貨2枚と銀貨1枚、あとは海図たくさんと再建1枚だけというデッキを目指し、8金で属州を買う。
- 既に手札に8金を持っていて、これ以上廃棄するものもなく、山札の残りが海図だけ、あるいは海図が多めであれば、次のターンのために手札の海図でドローせずに残しておくこと。
この手順で、属州4枚または属3公2の24点になるまで、平均13.4Tと出ました。なかなかですね。
願いの井戸に及ばないのは、あちらは序盤に銅貨を宣言することでよく当たるのに対し、海図では銅貨が公開されても引けない分だけ、序盤の回転が悪いせいと思われます。