先日とある場で、あまり普段からドミニオンをやらない方とご一緒したんです。
見張り(3)と青空市場(3)がある場で、その方が初手見張り-青空市場から入ったんですね。
それ自体はいいんです。気持ちはわかるし、見張りが沈みにくくなるから別に悪くないし。
そしたら3ターン目に運悪く揃わなかったらしく、青空市場だけ打って見張りは打てず、4金出して少し悩んで、買ったのはもう1枚の青空市場だったんです。
ここで2枚目の青空市場購入は、さすがに悪手なんですよね。
このときの山札の中身は、銅銅銅屋屋見の6枚。ここから5枚引くと5/6の確率で見張りが含まれるので、おおむね次のターンで見張りが打てると考えていいんですが、実際にその見張りを打つと「山札から3枚を見る」ためにリシャッフルが入り、残り山札1枚と、捨て札である銅銅銅銅屋青青の7枚のうちの2枚を合わせて3枚を見ることになります。
第4ターンの例:
手札
山札
捨札
するとまた次のターンは「青空市場はあるのに見張りがない」手札となり、ここから青空市場2枚をプレイするとまたリシャッフルが行われ、今度は「見張りはあるのに青空市場がない」山札を作ることとなります。本人にはそのつもりがなくても、自分のデッキを見張りを含む部分と青空市場を含む部分の2つに分割してしまっており、わざわざこれらが手札で出会わないようにしてしまっているのです。
第5ターンの例:
手札
山札
捨札
なので3ターン目に買うべきだったのは、(あくまで青空市場のリアクションに拘るのであれば)青空市場ではなくもう1枚の見張りだったんじゃないかと。そうすれば第4ターンに見張りを打った際、シャッフルされる7枚は銅銅銅屋屋青見となり、第5ターンに見張りと青空市場が出会いやすくなっていたはずです。
ということを考えたときに、なんですが。
さて自分はいつからこういったことに気付けるようになっていたのかということが、まったく思い出せないんです。
気付かないうちに、こうしたことに気付けるようになっていたんですね。
このデッキの分割の件以外にも、このゲームをプレイしていると様々な「気付き」に出会えるわけですが、出会ったときにどこかに書いておかないと忘れてしまいそうで、気付いたことに気付けなくなってしまうかもしれません。
自分の場合、「気付いたことを書く場」といえば、ここなんですが。みなさんの場合はどこなんでしょうか。どこかに書いていたりしますか。