Lanternはどこまでの屋敷を照らすのか

http://wiki.dominionstrategy.com/images/thumb/8/88/Border_Guard.jpg/200px-Border_Guard.jpghttp://wiki.dominionstrategy.com/images/thumb/b/b8/Lantern.jpg/320px-Lantern.jpg

 

 よく言われる「相続(7)はカードの名前を変えない」問題ですが。

「Border Guard(2)を相続し、かつLanternやHornを得ているとき、屋敷までその効果を受けるのか?」と考えたとき、普通は受けないと考えると思います。自分もそうでした。なぜならLanternやHornのテキストにははっきりと"Border Guard"と書かれているため、「屋敷」という名前のカードには影響しないと考えられるからです。

 

しかしドナルドの回答は、Lanternに関してはだけは、そうではありませんでした。

 Inherited Border Guards benefit from Lantern.

Inheritance and Border Guard

 

争点となったのは、脇に置かれたBorder Guardもまた"Your Border Guards"のひとつであるということです。LanternがBorder Guardの効果を2枚から3枚に変更するなら、脇に置かれたBorder Guardもまた変更されるはずであり、これの効果を屋敷が得るなら、屋敷もまた公開するカードの枚数を3枚に変更するはずだ、と。

 

そうなると当然「ではサプライにバニラトークンが乗っているアクションカードを相続したら、屋敷もその効果を得るのか?」という疑問が浮かんできますが、これについてはドナルドは明確に否定をしています。

 No, the Adventures tokens are clearly things that trigger when you play a card, not shapeshifting.

Inheritance and Border Guard

この"shapeshifting"を用いた説明がいまひとつよくわからないんですが、しかしバニラトークンはその範囲を”When you play a card from that pile”としているのに対し、相続は脇に置いたカードであるため、その範囲が異なることは確かです。

 

 

 

整理してみます。

Border Guardには以下3種があります。

  1. サプライにあるBorder Guard
  2. 相続によって脇に置かれたBorder Guard
  3. 2.以外の、「あなたの」Border Guard

このうち「あなたの」Border Guardは2と3であり、Lanternはこの両方に対して効果を生みます。そのため屋敷もまた2を参照し、効果を生むということになります。

また、もし1.の上にバニラトークンが乗っているとき、そのトークンが効果を生むのは「その山に由来する」カードのみ、つまりBorder Guardそのものであり、屋敷はあくまで屋敷の山にしか由来しないため、バニラトークンの影響は受けないということです。

 

 

http://wiki.dominionstrategy.com/images/thumb/b/bc/Horn.jpg/320px-Horn.jpg

一方Hornですが、こちらは"when you discard a Border Guard from play"とあるため、場から屋敷を捨てる時には効果を生まないことがわかります。

 

(追記:その後のルール改定(2019ルール)により、相続による屋敷のプレイ時の効果は変更され、Border Guardそのものがプレイされることとなりました。そのため、結論は変わりませんが、上記の議論は無意味なものとなりました。)