以前に焚火(3)と相性のいいカードについてまとめを書いた際に軽く触れた、焚火-変成(0ポ)について、改めて書いてみようと思います。
そもそも変成が弱いカードであることは有名ですが、どうしてそんなに弱いのか。屋敷を金貨にできるならその一点だけでもなかなか使えるような気がするのですが、実際に使ってみるとすぐにその弱さを知ることになります。弱さというよりも遅さというべきでしょうか。
変成で屋敷を金貨に変えるまでには、初手でポーションを買い、2周目にそのポーションで変成を買い、3周目にその変成で屋敷を金貨に変えたところで、その金貨を使えるのは早くて4周目となります。「4周目に金貨を持っている」ことなんて普通にプレイしていれば当たり前のことです。
しかもこれはあくまで順調にデッキが回った時の話であり、2周目にポーションが沈んだり、3周目に変成が沈んだり、あるいは3周目の変成プレイ時に手札に屋敷がなかったりしたら、それだけで金貨が入るのがもう1周遅れます。5周目ともなればもうゲームは終盤となり、取り返しがつきません。
さらに言うならば、金貨を獲得したいがために、属州購入には役立たずであるポーションと変成の2枚のカードをデッキに入れるのはどうなんだという問題が生じます。3周目以降のポーションや4周目以降の変成は通常使い道がなく、変成でポーションを廃棄したとしてももう1枚の変成がデッキに入るだけで、状況は改善しません。
というように変成がいかに弱いかを挙げたところで、ではどういう状況でなら変成が強くなるのかを考えてみます。しかしこれは、変成の弱い部分を裏返すだけであり、つまり、
ということになります。そしてそれらをすべて叶えるイベントこそが、焚火であるわけですね。
初手を焚火-ポーションで始めれば2周目のデッキは9枚で始まり、その後も銅貨は焚火によって燃やされていくためにデッキは薄くなる一方です。そのため変成と屋敷が出会う可能性も大幅に上がり、屋敷3枚を金貨3枚に変えつつポーションと変成も燃やすことができます。
5回目の焚火により、デッキ内が金貨3枚だけになるまで7-9ターンほど。そこから3ターン連続で属州を買い、次のターンも1/2の確率で属州を。
そのほかに、焚火があるときに忘れがちないくつかの事柄について列挙を。
- 各種廃墟(0)の廃棄。
- 不要な共同墓地(1)、Cursed Gold(4)の廃棄。特に初手で。
- Haunted Mirror(0)の廃棄によるGhost(4*)の獲得。特に共同墓地があれば初手でも。
- 終盤、プレイされた地下墓所(5)や狩場(6)を廃棄することによる追加得点、あるいは3山枯らし。