ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

Hex考

あけましておめでとうございます。



さて皆様方におかれましては、もうHexの12種の名前と効果は覚えられましたでしょうか。僕はまだです。




というわけで今回も分類してみたんですが、よく見るとHexの効果は時として無害に、あるいは利するときもあることに気付きます。



デッキ操作系 3種

Bad omens山札を捨て札置き場に置く。その中を見て、銅貨2枚を山札の上に置く(またはそれができないことを公開する)。
Famine山札を3枚公開する。そこからアクションカードをすべて捨て、残りを山札とシャッフルする。
Greed銅貨を獲得して山札の上に置く。

Bad omensとFamineは、役人(4)や占い師(3)などによりデッキの上が弱くなっているとき、それをリセットさせる効果があります。
Greedが利する状況は少ないですが、手札の中に廃棄していいカードがないときの屑屋(5)が打てるようになったり、秘術師(5)の効果が3金相当になったり、手先(2)を1金1ドローで打って2金相当にしたり、くらいでしょうか。




ハンデス系 3種

Fear手札を5枚以上持つならば、アクションカードか財宝カードを1枚捨てる(またはそれができないことを公開する)。
Haunting手札を4枚以上持つならば、そのうち1枚を山札の上に置く。
Poverty手札が3枚になるまで捨て札する。

手札にターミナルアクションが2枚あり、どちらかしか打てないという状況ではFearは無害ですし、Hauntingは好きな方を次のターンに繰り越しできるため、時として便利だったりしますね。




購入制限系 2種

DelusionDeludedかEnviousを得ていないなら、Deludedを得る。
EnvyDeludedかEnviousを得ていないなら、Enviousを得る。

終盤、勝利点を買う状況でのDelusionは無害と言えるでしょう。




デッキ破壊系 2種

Locusts山札を1枚廃棄する。それが銅貨か屋敷なら呪いを獲得する。そうでなければそれよりコストが低く、種類を共有するカードを獲得する。
Warコスト3または4のカードが出るまで山札を公開し、そのカードを廃棄する。それ以外は捨てる。

Warは何に当たるかわからないため、結果として「もう強くなくなったアクションカード」(例:終盤の賢者(3)など)が廃棄される分にはまあいいかと思えますね。デッキの上に屋敷や呪いが乗っているときには特に。




マイナス系 2種

Miseryこのゲーム中、これがあなたの最初のMiseryであればMiserableを得る。そうでなければTwice Miserableに裏返す。
Plague呪いを獲得して手札に入れる。

Plagueは手札の中に廃棄していいカードがないときに改良(5)や屑屋(5)が打てるようになったりしますが、それよりも手札の枚数が増えるため、これのおかげで地下貯蔵庫(2)が強くなったり、保管庫(5)打って8金に届いたりすることも。予言者(5)打たれたときに似ていますね。




というわけで、いくつかのHexは時として気にしない程度のものになるのですが、しかしEnvyやLocusts、Miseryなどはたいていいつでも痛いHexになります。カウンティングによりこれらがめくれそうなとき、Leprechaun(3)を打ったりCursed Village(5)を買うのを躊躇することも考えたいですね。


さて、Cursed VillageはDoomカードのなかでも唯一カードの獲得時にHexを受けるものであり、購入するなら購入フェイズに受けるため、既に財宝カードまでプレイ済みなら手札が少ないので、ハンデス系はほぼ意味がなくなります。一方購入制限系は「購入フェイズの開始時」までStateを持つため、次のターンの購入フェイズで制限を受けることになりますが、それまでにもう一方の購入制限系Hexの効果が無害化されます。