ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

今日のLandmark その4 Wolf Den


Wolf Den
Landmark


点数計算時、ちょうど1枚だけ持つカード1種ごとに-3VP。

ややこしいLandmarkですね。これもまたカウンティングが必須に。


■あらゆるカードが3点の価値に
何を買うにしても、それが1枚目であれば-3点から始めなくてはいけません。勝利点カードであっても、例えば終盤に公領を買っても1枚目なら0点です。その代わり2枚目なら実質6点になるわけですが。
そう、逆に言えば2枚目を買うという行為はそのまま3点の価値になるわけです。デッキの内容を振り返り、終盤にまだこれ1枚しか持ってないよなと思うカードを買えばそれは何であろうか3点に。通常のゲームで3点を得るのは5金出しての公領購入ですが、こちらはそれこそなんでも。
WolfDen戦では常に、最大得点行動がなんであるかがその時々で変化します。時として属州よりも買う価値のあるカードが存在するということに注意しましょう。


■圧縮の危険
礼拝堂(2)などでデッキを圧縮するとき、初期デッキの銅貨7枚屋敷3枚を中途半端に廃棄すると思わぬペナルティを食らいます。特に屋敷3枚は廃棄するならすべてしないと、1枚だけ残ってしまうと-2点となってしまいます。


■呪いの扱い
Wolf Den戦では呪いの扱いが難しくなります。基本的にはこれまでと同じく、撒けるときは撒き、廃棄できるときはした方がいいのですが、問題は呪いを1枚だけ持っている状態になることです。呪い2枚は-2点ですが、1枚は-4点、そして0枚はもちろん0点です。つまりデッキの中に呪いが2枚あるときにそのうちの1枚だけを廃棄することはむしろ損になるため、後からもう1枚の方も廃棄する自身がないならむしろ廃棄しない方がいいということになります。あるいはデッキに1枚だけ呪いがある状態でゲームが終わりそうなら自らもう1枚買うとか、逆に相手が呪い1枚でゲームが終わりそうなら2枚目を撒かないという選択も考えなければなりません。


■廃墟戦での大混乱
5種類ある廃墟を撒く行為は、うまくいけば最大で-15点を与える凶悪なアタックとなります。しかし撒く廃墟をコントロールすることはほぼできず、多人数戦で誰がどれを持っているかを完全に覚える事は難しいでしょう。廃墟戦ではとりあえず自分のだけでも覚え、余裕があれば左隣のプレイヤーが持つものも把握しておけばいいでしょう。もちろん1枚だけ持っている廃墟が廃墟の山の上にあれば自ら買うことも考えるべきです。


■避難所戦
避難所戦では3種がそれぞれ-3点となるため、つまり全員-9点からゲームが始まるわけです。避難所は買い足して2枚以上とすることができないので廃棄することを第一に考えましょう。また屋敷を持っていないため、終盤に初めて買う屋敷は-2点になることに注意です。
そして仮面舞踏会(3)があると阿鼻叫喚に。


買ってはいけないカード
同じカードを2枚以上持つことができないもの、つまり騎士や闇市場デッキ内のカード、馬上槍試合による褒賞やCastleのいくつかなどを得るなら-3点を覚悟しなければなりません。あるいは数が少ないSpilt Pileもうっかりすると2枚目が買えなくなるので注意が必要です。


■デッキ破壊系のアタックについて
詐欺師(3)や破壊工作員(5)など、相手のデッキを廃棄させるアタックは場合によってはとても凶悪になります。
例えば詐欺師で相手のデッキ内に2枚だけある公領のうち1枚を廃棄すれば実質-6点。さらにそれをその人が持っていないカードに変えればさらに-3点を食らわせることに。
あるいは破壊工作員で相手の属州を廃棄させたとき、相手にしてみれば終盤なら公領に変えたいところですが、もしそのとき公領をまだ持っていなければ。。


■ゲームが終わるまでに整理を
などといろいろと書きましたが、ゲーム終了までに帳尻を合わせればいいかという観点で言えばDonate(8d)が最も有用でしょう。お忘れなく。