ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

物置による偶数コスト理論


先日Twitter上でかーたーさん(@kurter_hy)が検証されていた物置でのコンボが興味深かったので一人回ししてみたところ、かなり早かったのでご本人に許可を得てここでご紹介。


物置(3)は手札5枚から打てば4金を確定させるカードです。その4金で吟遊詩人(4)と鍛冶屋(4)を買い、吟遊詩人と鍛冶屋を交互に打てば手札が2枚増え、その後の物置の価値が2金上がるわけです。
吟遊詩人→鍛冶屋→物置で出した6金で金貨を買えば、次に同じように回して手札に金貨があればさらに+2金、あるいは吟遊詩人と鍛冶屋のサイクルをもう1組打てばその都度+2金です。つまり出せる金量が常に偶数となり、4金で吟遊詩人と鍛冶屋を交互に買い、6金で金貨、8金で属州(序盤なら吟遊詩人+鍛冶屋でも)と、偶数コストのものだけ買い続けることができます。

そうして吟遊詩人と鍛冶屋を4組と金貨2枚入れれば、全部打って引き切り+12金、最初の4金とあわせて16金2buyが出せます。これが2回成功して属州4枚買うまでの速度を計測してみました。

  • 初手:物置-吟遊詩人
  • その後は4金で鍛冶屋と吟遊詩人を交互に買い、4組ほど買ったら金貨を2枚まで買う。銀貨は買わない。
  • 各ターンの最後に打つ物置は、一回目の「手札を任意の枚数捨てる」で残りの山札と同じ枚数を捨て、ちょうど山札をゼロにする。

この手順で、平均13.4Tと出ました。

速度を分けるのは、手順の途中でどれだけ事故るかにかかってきます。序盤は4金出ないと買うものがなく、終盤は手札に吟遊詩人がなければ始まりません。