ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

ドミニオン日本選手権2014 敗戦記

負けた試合のレポを書くのは勝った試合に比べ嫌なものですが、今回ほど書くのに抵抗がある大会はありませんでした。自分の弱さを知った一日でした。



以下一回戦ごとに思い出して書いたものです。

一回戦:


3番手。
ドミニオン基本の推奨セット「最初のゲーム」の焼き直しであることがよくわかるサプライ。鍛冶屋の代わりに熟練工、民兵の代わりに泥棒。
熟練工の入手手段が見当たらない分構築が難しいかな、と思って手札を見たら銅貨が5枚。頭使わなくていい方になったのは喜ばしいと言うべきか。初手熟練工-地下貯蔵庫。他の人は改築と工房か銀貨。
第3Tに銀貨、第4Tに地下貯蔵庫から熟練工を打って6金出て金貨。そこから属州2枚までは早かったものの、熟練工が沈み3回目の8金がなかなか出ない。金貨を買い足し、公領を1枚買い、途中4金で焦って改築を買い足す。そして2位の人に属州2枚目を買われて並ばれたところで6金で悩む。3枚目の属州をどうしても買いたいので伝令官を過払いし、金貨と改築を乗せる。
そして次ターン、手札には金金銅屋改。もちろん金貨を属州に改築はするものの、もう1枚の属州がどうしても欲しいのでもう1枚の改築を入れるという暴挙に。そのとき残り属州は2枚。その2枚をそのまま下家と対面が1枚ずつ買ってゲーム終了。自分24点、下家24点、対面25点。つまり同点2位。もし改築でなく屋敷を買っていれば手番差で単独1位だった(対面は1番手)。
屋敷買っても逆転できてないと勘違いしていたのだけど、改築スタート組は屋敷が減ってる分を正確にカウントできていなかった。ミスで大会得点4点をドブに捨てた。
このミスが後を引き摺る。その後知り合いに「なんか様子おかしいけど大丈夫?」「目真っ赤だけどどうしたの」と言われる。自分でもわからないほど平静を保てなくなっていた。

二回戦:


1番手。
手札を見るとまたも銅貨5枚。やることはひとつ。過払いで医者を買い、銅貨と屋敷を廃棄。3番手の人も同じく5金での医者からスタートしたもののこちらは銅貨2枚を廃棄。この差が大きかった。
その後は銅貨と屋敷を毎ターン廃棄しつつ商人ギルドと祝祭を買い足し、よきところで伝令官過払いして例のアレをやろうかな、と思ってたら買う前に普通に手札に揃った。喜んで打ちつつ属州と銅貨3枚を買うのだが、ここでも原因不明のミス。もらえるコイントークンの枚数を過少申告(8枚を4枚と)。気付いたのはゲーム終了後。しかも祝祭商人ギルド商人ギルドは試合中2回決めているのにその2回ともトークンを4枚しかもらっていない。自分で記事書いておきながら何なんだろうか。完全に舞い上がっている。
結果としては属州6枚を買えて勝ちはしたが、動悸は更に激しくなるばかり。試合の間の他の人との会話もあまり覚えていない。

三回戦:


3番手。
練習不足の庭園戦。大会前から不得意な庭園ルートには行かないように決めていたのだけど、工房と庭園の他に石工と蝋燭職人のあるこのサプライでは一瞬でゲームが終わってしまいそう。ビビッて工房-工房スタートとしてしまった。もちろんデッキを太らせられる初手石工(蝋燭職人2枚)-工房もアリなのだろうけど、下位番手のため庭園枚数で負けそうで取れなかった。2〜4番手が庭園ルートに。
第3Tに工房で庭園取りつつ蝋燭職人購入。そして第4Tに1番手の方が打つ議事堂で手札に銅貨5枚屋敷1枚になったとき、なぜか庭園を買っている。おかしい。自分がよくわからない。公領だろう。
自分で仕掛けたスピードゲームに自分で嵌り、最後はどう数えても29枚にしかならないことを承知で3山枯らしてゲーム終了。庭園4枚で3位。1位は議事堂からの属州ルートの方。
これ、初手石工(蝋燭職人2枚)-銀貨から商人ギルド1枚足せばトークンだけで属州買えるデッキになっていたんじゃないだろうか。

四回戦:


1位なら通過できるという条件で、4番手で眩暈。
予言者でなく肉屋に行くことは間違いないと思いつつ、肉屋の回りで不利を感じ、一か八かで予言者を後から入れるとそれが肉屋と3回被るという大事故に。そのうち一度は肉屋を含んだ4枚の山札を引いて捨て札をシャッフルして引いた残り1枚が予言者という事態。3回目で観念して公領に変える。なんとか属州3枚確保できたが万事休す。4位。

ミスが多すぎて、平静を保てなくて、練習不足で、不運。
負けるべくして負けた。


要するに、自分に一番足りないものはメンタルの強さなんだと思います。ひとつミスをしてしまったとき、自分自身を立て直すことができるかどうか。
落ち着いてプレイすれば避けられた凡ミス。昨年のネズミの一件もそうですが、何よりもう少し落ち着いて、本番負けしないようにすることを第一目標にすべきなんだと思います。