先日の更新で「祝祭-商人ギルド-商人ギルドでトークン8枚」について書いたところ、twitter上で「ほぼ11T属州4枚で安定する」というご指摘を頂きました。自分なりに何度も回してみての結果だったので、ひょっとしてもっといいやり方があるのかと思ったところ、伝令官購入時の過払いは3金でなく5金して、さらに銀貨2枚を乗せればリシャッフルが入らなくてよいとのことでした。
確かに第7Tに金量が出て、かつ第5〜6Tにパーツを捨て札置き場に送れれば実現可能ですが、その方によれば商人ギルドが1枚落とせなければ3枚目のを買えばよいと。それだと安定しないんじゃないかなと疑問に思い、再び一人回しをしてみたところ、気付きました。どうやらネドミツール3.0.0.0のバグを利用していたようです。
ネドミツール3.0.0.0のバグの一つに「商人ギルドを打ったターンでの購入時に得たトークンを、そのターンの過払い時に払える」というのがあります(以下「追いトークン」)。例えば持ちトークン0の状態から商人ギルドと銀貨での3金2buyで銅貨→名品と買うとき、ここで得られるトークン2枚を名品の過払いに充てることができてしまいます。
初手から順に、銀貨→商人ギルド→銀貨→商人ギルド+銅貨と買ったとき、4ターン終えてデッキは銅8屋3銀2商2とトークン2枚。第5〜7Tは15枚で14金ですから、もし第6T終えて商人ギルド2枚を捨て札に送れなかったならば3枚目の商人ギルドを買う必要があります。つまり第5〜6Tで祝祭とあわせ10金を使いトークン+2枚、第7Tの手札は最大4金ですから、トークン4枚を使っても9金出ません。追いトークンなしでは伝令官を5金過払いで買えないはずです。
つまり追いトークンなしで第7Tに9金で伝令官を買うためには、第5〜6Tにそれぞれ商人ギルド打ってトークン6枚持ちにしておくか、あるいはこの2ターンのどちらかで3枚目の商人ギルドを買わずに済み、その分第7Tの手札で多くの金量を出せた場合でしょう。もちろんその両方も。
実際のプレイにおいても、うっかり追いトークンをしてしまう人もいるかもしれません。どうかご注意を。特に今週末の大会では。
それにしても商人ギルドで大量のトークンを持つと、トークンに対する考え方が変わりますね。通常は手札で7金出したときに足りない1金を補う意味でトークンを使っていたのが、大量に持つと「いつでも8金は出せるが出来るだけ温存したい。そのために金量の多い手札を引きたい」という逆の発想に。いつでも使えるからこそ、いまトークンを使うべきかの判断が難しくなる気がします。