ドミニオンの日々(はてなブログ)

カードゲーム「ドミニオン」について

建て直しについて 考えれば考えるほどわからなくなる


当ブログでは以前にも「建て直し戦 まとめ(http://d.hatena.ne.jp/hirotashi-domi/20130822)」として考察しましたが、もう一度建て直し(5)について考えてみます。特に屋敷の購入について。


先の更新分では「屋敷は1枚も買うべきでない」と結論付けましたが、果たしてそれはどうなんだろうと考えることがありました。先日4人プレイでの建て直し戦で、屋敷を買わず銀貨を数枚投入→公領購入から属州2公領3の21点で終えたところ、属州3屋敷4の22点に負けました。

属州3は初期デッキ内の屋敷3枚を建て直したもの。そして屋敷4枚は4ターンかけて購入したものです。そう、公領を買ってないのに建て直し戦に勝ってるんですね。


これまで「いかに公領を早く確保するか」「公領が枯れるまでにいかにデッキ内から屋敷を排除するか」ということだけ考えてプレイして来ましたが、公領が枯れた後でも「屋敷」を宣言すれば公領→属州の変化は可能、また属州→属州としてもゲームの終了を早めることが出来るため、他のプレイヤーの属州3枚確保が間に合わない可能性があるんですね。


ためしに実測してみました。
まずは普通に建て直し戦でうまく公領5枚が確保できた場合。

  • 銀貨-銀貨スタート。
  • 以下3金で銀貨、8金で属州を買う。
  • 5金では建て直しを2枚まで、それ以降は公領を2枚まで、さらにそれ以降は銀貨を買う。
  • 属州3公領2の24点になるまでのターン数を計測する(ほぼ毎回公領購入で終わる)。

この手順で平均13.8Tと出ました。このときサプライの属州は3枚減っています。


次に、公領を買わず、屋敷3枚→公領3枚と建て直した後はひたすら屋敷宣言をしつつ屋敷を買うパターン。

  • 銀貨-銀貨スタート。銀貨は3枚まで買う。
  • 以下5金は第10Tまでなら建て直しを、それ以降は屋敷を買う。
  • 5金出なければ屋敷を買う。
  • 建て直しは最初の3回は公領宣言、それ以降は屋敷宣言。
  • 14T終了時の得点と、サプライから減った属州の枚数を計測する。

試してみたところ、14T終了時は23.0点、サプライの属州を4.6枚減らすことに成功しました。


ではこの両者が2人戦を行ったらどうなるでしょう。
14T終了時、前者はおよそ24点ちょっと、後者は23.0点ほどですが、その時点での残り属州枚数は0.4枚ですから、このターンかその前後くらいでゲームは終了しています。かなりいい勝負をしていることになりますね。


これまでは屋敷を買うのは褒められたプレイでないと思っていたわけですが、そうでもないのか、という結論になりそうです。ではベストのプレイとは。いつなら、どんな状況なら屋敷を買ってもいいのか。わからなくなってきました。