へそくり仮面

ドミニオンマニアックス56ページのはみだしコラム「へそくり仮面」。山札をシャッフルすることで手札をランダムに作るというドミニオンのゲーム性そのものを拒絶する、特殊なコンボである。

書いてある通りに第4ターンまでの準備が整ってしまえば、第5〜6ターンで金貨を買い足し、その後は毎ターン属州購入が確実となり、第10ターンで属州4枚を得る。

さて、このコンボが成功させる確率はどのくらいか。
計算してみると以下のとおり。

(1)初手4-3スタート:5/6
(2)シャッフルして作られた山札12枚の、上5枚と下5枚にそれぞれ仮面舞踏会が1枚ずつ入る:5/12 × 5/11 × 2
(3)第3ターンに仮面舞踏会をプレイし2枚引いた時点での手札が銅貨5枚屋敷1枚:6 × 4C2 × 3 / 10C3
(4)第4ターンで仮面舞踏会をプレイし、へそくりともう1枚引くとき、それが銅貨である:5/6

5/6 × 5/12 × 5/11 × 2 × (6 × 4C2 × 3 / 10C3) × 5/6 = 23.7%

この確率を乗り越えて成功したとしても、しかしその後は仮面舞踏会を打って2枚引いた時点での手札が「金貨・へそくり・へそくり・銅貨・属州・属州」の6枚となり、左に銅貨を渡したあと右から銅貨以上を受け取らない限り8金は出なくなる*1。もしもらえたとしてもそこから廃棄することができず、属州を買うだけで「山0捨7」の状態は崩れる。


その後は左隣に渡してもいいカードがなくなるため仮面舞踏会を打つのを躊躇うようになり、急激にスピードダウンすることになる。もし4人戦で、他の3人が拮抗して属州を3枚・3枚・2枚と買うことになれば勝てるだろうが、誰か1人が沈むとちょっと厳しい。3人戦ではもっと厳しいだろう。
あるいは4人戦で、自分ともう1人がこのコンボを完成させたとしたら。どちらが公領差で勝つかはわからないが、その2人でワンツーを決めることは確かだろう。

*1:このコンボを理解している上家なら、屋敷かアクションカードを渡すだろう。